必須項目「1」

我想う支援日誌
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大前提として「葬式≠宗教儀式」この認識が違うと各信仰者毎や無信仰によっても全て違ってくるので、宗教色のない「火葬だけの葬式」必須項目を書きます。

基本的には「病院等から運ぶ」「火葬予約日時まで安置する」「火葬場まで運んで火葬する」「焼骨を持ち帰る」ピンク色4行程の中で必須となる項目と注意事項です。

逝去場所へのお迎え

殆どの病院は夜中も死亡診断しますが、施設は朝に成らないと死亡診断して貰えない事も多いので、その場合は死亡診断までの数時間に腐敗しない対処が必要になりますので、依頼する葬儀屋に確認して施設に伝えておかれると良いでしょう。一度死臭が発生したら消臭できません。

自宅看取りの場合、事前に死亡診断してくれる医師の確保は絶対条件、担当医に確認して駄目なら死亡診断して貰える医師を紹介して貰うか自分で探します。さもないと警察が介入し死亡診断書は死体検案書と名前を変え3~10万円掛かります(通常7千円程度)

逝去に不信感があれば最寄りの警察署に移送され全裸で警察署内の冷蔵庫で死体袋で保管されますので、腐敗は確実に進みますから死後の事前対策はとても大事です。

病院、施設での逝去時、本人のパジャマならそのままで良く、レンタル着なら事前に着せて欲しい衣類を預けておけば浴衣代を着せる必要はありません。

搬送時、故人を包む「搬送シート」は必須、個人的には棺に付随する枕でなく、後頭部がスッポリ入る安定枕付きの搬送シートが搬送時、安置時ともに好ましいので使用しています。

搬送料金

多いのは「基本料金」+「走行距離による加算」で基本料金には搬送シート+10km・20km・30kmなど葬儀屋毎に決めた設定料金加算、走行距離とは「車庫~お迎え先~安置所」までの合計距離ですから、10km設定なら追加必須、20km以上なら市内なら追加発生しないレベルです。

ただ夜間・深夜・早朝料金・更には別途は人件費などが掛かる葬儀屋もあるので事前確認しましょう。

安置(48時間・保冷剤)

法律により死亡記載時刻~24時間以内の火葬はできませんので、48時間の安置は必須、当然48時間で足りるドライアイス等か死体用冷蔵庫も必須です。

仮に安置1日・ドライアイス1日分が含むプランなら、多くのケースで最低でも1日分の安置とドライアイスの追加料金が発生、中には午前0時起算の葬儀屋もあり1日追加費用が増えます。

群馬県内の場合、前橋斎場は最終火葬午後4時ですが他は午後3時の為、死亡時刻15:00の記入は、翌々日以降の火葬となるので、事前依頼してある葬儀屋でも「正確な死亡時刻を伝える」事で依頼してある葬式プランを効率的に設定できる可能性があります。

自宅安置・施設安置

自宅安置を希望する人の多くは自宅に連れて帰ってあげたいの思いですが、自宅安置はデメリットも多いので事前に検討しておきましょう。考えられるデメリットは以下の通りです。

冷暖房可能な部屋の確保と家の清掃、弔問者用駐車場の確保、親戚等の飲食、安置費用の増額(当方自宅安置+¥22,000)安置で使用した布団の処分など想定外の費用は馬鹿に成りません。

安置施設の費用にもよりますが、48時間安置がプラン内に含まれるなら確実に費用は抑えられ、家族の時間も拘束されず、弔問者の接待もなく死後手続きも出来ますの施設安置がお勧めです。

稀に自宅に連れて行きたいと言われる方もおられるので、今回作成したパンフレットには病院等から自宅まで走り一旦停車してから、あんしん館に向かう追加項目を設定しました(+¥11,000)

口閉じ

故人の口が閉じていれば穏やかな寝顔のようで家族の心も穏やかになれますから依頼する葬儀屋担当者に「口閉じ」を依頼しましょう。但し数か月開いたままだった故人は固まって閉じず、あご周辺の肉が全く無い故人は硬直しませんので器具を使用しない限り閉じられません。

時々目が開いたままの故人もおりますが、目が窪むほど痩せてると瞼のまぶた長さが足りず閉じませんので、ガーゼ等を当て固定しておく以外に方法がありません。

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