3.家族が寝台車に乗る必要はない

我想う支援日誌
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病院・施設で寝台車に乗せたがるのは何故?

設立当初は病院の看護師、施設の介護士が「どなたが乗っていかれますか?」と寝台車に乗るのが当然のような対応でしたから黙って乗せてましたが、家族が大変なだけと分ってから当方では基本同乗対応しておりません。寝台車に乗せるのは自家用車移動できない家族限定です。

寝台車に家族を乗せようとする理由はなんでしょうか? 長距離搬送なら理解も出来ますが、通常は数十分以内の移動なのに自分の車で病院に行った人が寝台車に乗った場合、葬儀屋施設で打合せが終われば、そこから病院までタクシーか葬儀屋に送って貰えば費用が掛かり、翌日取りに行くのも手間が掛かります。

病室の整理品を車に積んで施設に向えば、そのまま自宅に戻れるのにわざわざ面倒な事をする必要はありません。また寝台車に家族いなければ、車内から火葬予約したり、状況によっては、依頼する寺、業者とも連絡可能ですが、家族が乗っていたら全て後回しになるのもリスクです。

病院・施設は建前や慣習よりも後の流れを考えて対応して欲しいもの、移動車両の有無を確認して同乗が必要なら業者に伝えるとか、搬送に来た葬儀屋に確認すれば良いだけの事、自分達病院側に都合があるように家族や業者にも都合があるのですから、寝台車に乗って当然の対応はすべきではない。

ついでに言うと寝台車の後を着いて行くのは危険なので止めましょう。信号の変わり目で不自然な速度になれば無理な車線変更したりイライラなど事故のもと、当方はつらなって走る事はありません。

ついでに、死亡届書は明日の朝は駄目だろ

前橋市内では一度もありませんが、ある地域の病院は当然のように「明日の朝取りに来てください」が理解できません。死亡診断は医師又は歯科医師限定、医師が診断した直後に診断書を書けば5分も掛からない事、集金は入院費等と一緒で良いはずですから翌朝を指定する意味が分かりません。

翌朝葬儀屋が取りに行けば別途費用が請求され、家族なら葬儀屋まで持参する面倒が発生、当支援センターは前橋ですから車で1時間の距離にある病院なら取りに行く費用が数千円で済みません。入院は地域の人限定でなく他市、他県の人もいるはず、ご遺体と一緒に渡すべきです。

故人情報を渡してくれる病院

僕の知る限り1か所ですが、手足や身体に褥瘡のじょくそう有無、斎場に届ける必要のあるペースメーカの有無など、病院で作成したメモ用紙に書いて渡してくれる病院があって、引き継ぎされる側からすると助かります。

自分達の都合だけで患者家族を考慮せず押し付ける病院もあれば、必要な故人の情報を紙面で伝えてくれる病院もあるのを見ると、きっと後者の病院のほうが患者にも親切なのだろうと思えます。

もし腕の良い医師がいたとしても、看護師や受付などの対応に問題があれば評判は下りますから、せめて病院や医師の評判を下げるような行為や対応は避けるべき、これは一般の社内ても同様でしょ!? 

ただ勘違いすべきでないのは丁寧な言葉で話したり、お辞儀の角度など上辺うわべの接遇態度を言ってるのではありません。患者や家族に寄り添う心が有るか無いか、ちにみに僕は家族との垣根を取り払う目的からでしたが、口が悪い印象を持つ家族も多いと思う。

16年前は事前相談で話してると「代表はどちらの生まれですか?」と良く言われ、話し方や発音が地元の人達と違うと言われる事が多かったですけど、群馬県伊勢崎市で生まれ育った群馬っ子です。言葉の印象が違うとすれば姉妹に挟まれて育った事と坊ちゃん育ちでしたから、周囲の大人達が丁寧な対応をしてくれるのが普通だったからではないでしょうか。

このままでは会員さん達との間にある垣根は取り除けないと、男性が使う群馬弁を意識してた時期があり、意識してるとは不自然だから、やり過ぎ=口が悪い、になったのでしょう。でも心根に家族の事を最優先する心があれば、口の悪さが親近感となり短時間で距離が縮められると知りました。

余談ですが16年前、僕の話し方や仕草を見た千明はオカマだと思ったそうです。学生時代やんちゃな友人から「武井は怒ると息が出来ないほど周りの空気が変わるけど、普段が優しい話し方だから勘違いされるよな」と言われたのを思い出します。今では口の悪い自分が普通になりつつあります。

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