「4」宗教儀式の無い葬式例

我想う支援日誌
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信仰心は無いけど火葬だけはちょっと寂しい――、と思われる方もいるはず、結婚式のような人前式に変更しては? など色々考えてみましたが最終的には『お別れの時間を設ける』に落ち着きました。

根拠は「会葬者が50人でも対応できる」「会葬後は顔も見ず終わりでなくゆっくり出来る」「仕事の途中なら作業着でも気兼ねせず会葬できる」「香典返しはその場で処理」「食事の用意はしない」「信仰の有無に関係なく利用可」そして「各プラン料金に一定額加算設定」の条件を満たす事でした。

大前提として「葬式に一切の決まりはない」

大半の地域では土葬できる所は無く火葬一択なので「死亡届出」「火葬許可証は利用する火葬場に提出」以外は殆ど決まりは無く、それよりも『あなたの生活は誰も守ってくれません』、無責任な常識、普通など個々の固定概念からの発言など聞く必要はありません。

当支援センター実施中自由葬の参考例

1. 火葬前日の午後3時~7時を利用してお別れタイム
2. 仏教系・神道系は供物の揃った式場祭壇前に棺を置いて線香を供えてお別れタイム
  キリスト教系は安置室に棺を置いてのお別れタイム、無信仰者はどちらでも希望次第
3. 時間のある人は会葬後は家族とお茶をしながら故人を偲んでもらえます
4. 飲物・茶菓子は家族がスーパー等で購入した物を持ち込みOK(持込料なし)
5. 駐車場の誘導と管理は家族の親戚や友人が担当します
6. 4時間あるので会葬者の都合がつけ易く仕事中なら作業着でも問題ありません
7. 香典返しは新生活・一般の指定品2種類を当方が用意(25%割引)
  自宅用返礼品は持ち帰り2週間後返却、使用分清算で25%割引
  返礼品は葬家名でなく「施主」の文字印刷で1個~利用できます
8. 生花、好きだった食べ物、衣類等入れたり、写真撮影もゆっくりできます
9. 翌日は家族だけで午前火葬、拾骨終了は午前11時~12時頃(高崎以外は無料待合所)
10.必要なら事前予約して拾骨後はランチに行っても良いでしょう

お別れタイム料金

安置室利用お別れタイムは+¥15,000 税込
  直葬プラン   ¥75,000¥15,000  ¥90,000税込
  直葬+散骨プラン¥110,000¥15,000¥125,000税込

式場利用お別れタイムは+¥35,000 税込
  直葬プラン    ¥75,000¥35,000¥110,000税込
  直葬+散骨プラン¥110,000¥35,000¥145,000税込

※ いずれも10名ほど座れる待合所も専用利用できます

当方は上記のみですが、依頼先に依っては違う流れの葬式を組んでくれるかもしれませんから、希望内容と費用を事前に相談しておかれるとよいでしょう。

当日火葬ありませんから急かされる事なく、ゆったり和気あいあいと自由に過ごせて、飲食物は家族自身が持ち込む(持込無料)ので費用も抑えられます。

同様の発想で火葬前日午後3時~家族葬(仏式・神式)を行い、最長午後7時までゆっくり過ごし翌日は家族だけで朝一番の火葬するパターンも可、自宅を使わずのんびり出来る家族葬になります。

家族葬プラン+お別れタイムの場合

家族葬プランお別れタイム+¥35,000
  家族葬プラン¥170,000¥35000¥205,000税込
(僧侶読経・居士大姉戒名付・供物の揃った祭壇式場・最大20名家族葬)

※ いずれも10名ほど座れる待合所も専用利用できます

お別れタイムはコロナ感染期、コロナでは無い対象者でも見舞い出来ないまま逝去する方も多く、ゆっくりお別れさせてあげたいとの思いから、前日午後からの葬式で最長午後7時までお別れ時間として設定したものでしたが、利用した家族に好評のため継続しています。

お別れタイムを終了後に予約しておいた場所で夕食をされる家族も多く、個々に好きな温かい食事が安く食べられると好評、何でも業者が行うから費用が跳ね上がるので、家族親族で分担して動けば良き思い出にもなり、親族間の距離も近くなり結果として温かい葬式にもなるでしょう。

葬式は全て業者が行い費用が伴うものという常識を覆し、家族ができる事は家族に任せる事で費用を抑え、家族親族で創り上げる家族葬の新たな形態となるでしょう。

葬式という特殊な状況だから霊感商法・洗脳がまかり通る訳ですが、その点を冷静に判断できれば少なくとも現行の葬式より、和気あいあいとして費用も抑えられる葬式に成り得る参考例です。

次回『霊感商法・洗脳・脅し』です。

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