葬儀社発言の中に疑問符の付く発言はいくらでもあります。
ただ発言内容に説得力は無く美容室だけでも500店舗を上回る経営指導をしてきた人間として言わせて貰うと「敗者の共通点」発言です。
僕の経験した範囲内ではありますが成功者に共通点はさほどありません。
成功者の本を読んで参考には成っても自分に活かせる部分は少ないはずです。簡単に言うと「その人だからできた成功した」自叙伝に過ぎません。
しかし事業や商売の敗者には驚くほど明確な共通点があります。
① 繁盛しない理由が全て自分以外のせいにします
「客が悪い」「政治が悪い」「景気が悪い」「同業者が多過ぎる」等々笑えるほど思いつくようです。
② 自分が悪いと思っていませんし自分のしている事は全てお客の為だと思い込んでます(こうなると救いようがありません)
③ 結果的に最も簡単な方法である「他人を攻撃する」ことを好んで行うようになります(何か言うなら自分でしている事を例として話すべき)
その最たる発言のひとつを今回は話題にしてみたいと思います。
「低料金に惹かれて依頼したらスタッフの対応が悪った」的な話題はネット内にいくらでもあります。
この言葉は突っ込み処満載で笑えます。
「スタッフの対応がどう悪かったのさ?」
まず高料金の葬儀社は対応が良いのか? 僕の知る限りそんな公式はあてはまらない。
ついでに言うと対応の良し悪しは個々の感性で違います。良し悪しで言えば普通の葬儀社なら依頼者のほうが問題多くねぇか?
うちは事前相談で受けないから今は皆無だけど突然の依頼で横柄な依頼者っていない? お客様は神様感覚の利用者だね。
「自分の所の何がどう良いのさ?」
具体例を挙げた上で、更に当社例を挙げなければ全く説得力はない言葉でしょ。
ついでに言うと「低料金=悪い葬儀社」的感覚なのだろうが、それを決めるのは同業者ではなく利用して支払いまでした人だけです。
「料金」vs「品質」+「内容」+「接客」+「人間性」+「付加価値」更に「利用者の価値観」もプラスした総合判断で決まるものです。
極端に言えば個々の利用者毎に全て違って当然、だからあんしんサポートでは「財布事情も含めた弱者支援」と対象者を明確にしてる。
美容室の経営指導でも口を酸っぱくして言い続けてきた言葉があります。
「我が店はお客様の為にあり」
お客は神様どころか残忍な存在ですが、お客無しで経営は成り立ちませんからお客の本質を知ることが何より大前提です。
① お客は自分が得する所しか行かない
② ならお客目線で商売しろ
③ 来店したら再来店率90%が絶対条件
今回①②③の詳細は書きませんが、一言で言うなら「自分がお客の立場となる現実で考えろ」です。
葬儀屋が葬儀の事で考えても駄目、自分は利用者目線でやってきたつもりでも、それで駄目なんだから考えるだけ無駄だろう。
葬儀屋でもスーパー、洋服、美容室、床屋、これならお客の立場だから、行きつけの店に何で行ってるのか考えれば分るだろう。
それを葬儀屋だろうがどんな商売だろうが応用すれば、少なくとも今よりは良くなるんじゃない?
低料金葬儀社は対応が悪い?「おぃおぃ」
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