決定的な間違いに気づけ

我想う支援日誌
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具体的な目線の違いを書く前に多くの人がしてる決定的な間違いに気づく必要があります。この点は当支援センターで一緒に立ち上げ活動を続ける千明ちぎらの思考から知り得たもの、支援センター設立以前の8年間は大手葬儀社で会員募集の営業をしてきた人物である事を前提に読んでください。

葬儀社勤務8年と言われたら葬式の事は何でも知ってるプロのように思いませんか? ところが当時の千明は様々な宗教が存在し無信仰者も大勢いると知りながらも、葬式は宗教儀式も含めた決まりがあり高額な費用が掛かる認識しかありませんでした。

葬儀社勤務の人でさえこの程度の認識ですから、一般の人達が同様に思っても当然かもしれません。

まず第一に信仰心はありますか?

「仏教」「神道」「キリスト教」など厚い信仰心のある方は割愛、問題は僕同様の無信仰者、信仰心が無ければ宗教儀式に意味はなく宗教儀式の無い葬式以外は論外、無信仰者が特定宗教儀式を行って何の意味がある!? 仏教徒がキリスト教の葬式を行うようなものであり得ません。

この点を踏み間違えたまま葬式に突入すると軌道修正出来なくなるのでスタートラインはとても重要です。今回の話題は『無信仰者』を対象としてる点に留意してください。

教えて貰う人の選択肢を間違えるな

葬式の事を教えて欲しいと思いつくのが「葬儀屋」「住職」「葬式経験のある親戚」が多いらしいですが、「葬儀屋」「住職」は、この時点で鴨葱かもねぎだと知るべき、続いて親戚の大半も既成概念に捕らわれた人が多いですから、同じ価値観や無信仰者の経験者なら聞く価値があるかもしれません。

利用者vs業者(葬儀屋・寺など)

「葬式の認識」

業者
・金儲けの種が大前提
・霊感商法、誘導商法、脅し何でもあり
・できるだけ高額にしたい
・葬式が高いのは当たり前
・僧侶は葬式の読経戒名は当たり前

利用者
・できるだけ費用を抑えたい
・葬式より残る家族の生活が大事
・最低限必要な事を教えて欲しい
・死後発生する各種手続きが知りたい
・できれば具体的な対処方法知りたい

「搬送・安置について」

業者
・距離計算は適当に誤魔化せる
・安置日数を増やせば1日数万円儲かる
・毎日ドライアイスは入れ替える

利用者
・搬送料金の追加計算は教えられてない
・火葬予約が取れない証拠は見てない
・安置日数により加算が1日数万円と思ってない

「祭壇生花・供物・料理・返礼品」

業者
・豪華にすればするほど儲かる
・生花祭壇にすれば10万円~売上増
・葬式の料理は高くても構わない
・返礼品が沢山出れば儲かる

利用者
・葬式後の全て不要になる供物類は無駄
・祭壇に飾った生花は貰ってないけど、、
・高くて冷めた料理は食べなければならない?
・定価より高くて欲しくない返礼品は要らない

「死後手続き・納骨など」

業者
・そんなの自分達の仕事でなく知らねぇし、、
・必要な資格職業紹介してキックバック貰う
・石屋も紹介してキックバック貰う

利用者
・費用の掛からない手続き方法が知りたい
・自分で出来る方法を教えて欲しい
・石屋さんは墓を建てた所に頼めば良いの?

業者 vs 利用者が現行の図式

業者は面倒をみてくれたり、最善の方法を教えてくれる人達だと思ってる人もいるようですが、さもさも味方のような言動をしながらも残念ながら「vs敵対」関係なのが現実でしょう。

それは葬式に対する原点の違い、業者・寺は儲ける場の認識で間違いなく、利用者は供養、できれば費用はできる限り抑えたいのが本音ですから真逆の立場の人が利用者を助けられるはずがありません。

最も確実なのは利用する葬儀屋で実際に葬式をして、支払いまでされた人達の本音をできるだけ沢山聞くこと以外は無いんじゃないかなぁ、、沢山聞けと書いたのは見栄、世間体、良からぬ思惑などあるからで、互いに本音で話せて信頼に足る人物の意見が最優先です。

入会相談に来る90%以上は無信仰者

ようは自分や家族の信仰心の有無を明確にするのが先決、僕のように誰に対しても、紙面でも無信仰者であると公言し続ければ宗教の勧誘もないし、菩提寺の葬式は受けませんから嫌な思いもせずに済みます。

この点は葬儀支援活動を続ける上で大きなストレスでしたから、周囲が理解するまで明言することが大事、同様に仏教・神道以外の信仰を持つ人達も周囲に明言しておけば嫌な思いはせずに済みます。

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