焼骨の色について実しやかに「病気で薬飲んでたから」という人はかなり多い。絶対とは言えないが飲んでた薬の影響で骨に色が着く可能性は低い。
「骨に付着した緑色」
棺はチタンと呼ばれる金属の足場の上に置かれるのが普通、チタンは1670℃ほどの溶解度で鉄より100℃ほど高く硬くて軽い金属です。
火葬炉へは800℃ほどの炎が噴射され始めに燃えるのは棺で、外側が燃えると遺体は下に落下し熱せられたチタンに接触した骨が緑色になる。
また生花の色もさほど着くとは考えにくいが、洗濯してない綿素材など着せると色が着き易い傾向にあり新しい真赤な木綿のトランクスを履かせれば焼骨全体がピンク色に染まる経験は2度している。
また赤褐色が上下の顎周辺に付着してたら歯医者の治療痕と思って良いだろう。その意味で言うと総入れ歯の人は色の付着はない。
また頭蓋骨内側のオレンジっぽい色は血液の色と思って良い。全体的に茶色があるのは焦げた色で都内の焼骨は火力が強く黒っぽい事がある。
稀に骨髄部が真っ黒になってる事があり焦げたのは間違いないが何故黒い状態のままか僕には分らない。通常は空っぽになる。
大腿骨など太い骨の内側を良く見るとスポンジ状になっているが目が粗くなるほど骨粗しょう症と思って良いでしょう。
骨が弱い人は背骨が残らないので分り易く、小さな老人女性なら7寸骨壺に半分くらいの事も多く、若ければ骨もしっかり残る事が多い。
過去に2人が拾骨で「骨を食べた」が2人とも「苦い」と言ってました。なんで食べたのか聞くと「これからは自分の中で生きてくれ」だそうです。
気持ちは分らないではないが食べるなら人前で無くてもいいと思う。わざわざみんなの前で食うのはわざとらしいパフォーマンスに見える。
最後に言うと「喉仏」は喉に出っ張っているのは軟骨で焼けて無くなってしまう。また女性に喉ぼとけは無いが焼骨の「喉仏」は残るだろう。
喉仏と呼ばれるのは第二頸椎で上から二番目の首の骨です。
ちゃんと残るとサムネ画像のように人が合掌しているような形をしている事から「喉ぼとけ」と呼ばれるが綺麗な形で残るのは数十人に一人です。
1.000数百人の火葬に立ち会わせて貰ったが「緑」「赤褐色」「ピンク」「オレンジ」「焦げた茶」「真っ黒な脊髄」以外の色はみたことがない。
火葬の話しが続いたついでに棺の中に入れられる物を次回の話題にしましょう。
焼骨に付着する色と喉仏
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