あんしんサポートの葬式が明るい理由

我想う支援日誌
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各斎場担当者の職員さん達から「あんしんさんの葬式は明るいですよね、初めは親戚かと思ってました」と言われたりもしますが、事前に会員家族と何度も逢ってる訳ではありません。ただ入会相談は最低1時間、逝去直後の搬送時も数時間費やします。

1回目に親近感を感じれば、逝去時病院で我々の顔を見た家族は安堵、最終打ち合わせで当方理念も再確認できるのが両者の距離感を一気に近づけられるのでしょう。但し故人が若い、子供の場合は明るくは無理、、、

壁を取り除く時間

入会時に渡してある最新パフレットを隅から隅までしっかり見れば、内容・料金もほぼ正確に理解できますので、どのプランを想定しているかさえ聞けば、殆ど説明する必要はなく10分もあれば充分です。

また宗教者の入る家族葬を選択した場合でも、祭壇供物類は全て揃っているので購入は一切無用、戒名を付けて貰う為の故人情報を正確に知るため30分弱を要します。

ならどうして最低1時間~3 時間も掛けるのか? 葬式代行の葬儀屋でなく、残る家族の生活が守れる葬式が大前提の葬儀支援センターだから、家族毎に必須となる死後手続きに時間を掛ける為です。

大半の家族は死後手続きの知識はありませんので、1つひとつ家族毎に異なる説明をすると1時間、2時間はアッという間、僕より家族のほうが真剣になる事が多いです。

きっと家族は実際の葬式では自社の利益優先!?と構えてるはずだけど、入会相談時と変わらない対応だから信頼感や安心感は自然に湧き同時に親近感も湧くという事なのでしょう。

入会相談の時点で僕の口から出るのは『残る家族の生活を第一に考え且つ温かく送れる事』だけですから、結果的に自分にタガを掛けてる事になります。入会時と葬式時で言動が変われるとしたら詐欺師になれる要素充分でしょうが僕にはできません。

温かい心を持ち続けられるのが最高の葬式

葬式期間中の我々の役目は『家族目線アドバイザー』『場を和やかに保つ司会進行』の2つ、アドバイザーは真顔対応、個々の家族毎に具体策をアドバイスするので、ある程度広範囲の法律にも精通してる必要があり具体的で詳細なアドバイスが必要です。

司会進行は葬式という特別な空間でも笑えたり和やかな空気を創り出す必要があり、一歩間違えば怒りを買うことになりますから一定の才能も必要なので誰にでも出来る事ではありませんが、20代から講演会等をしてきた経験が活きてるのと僕の中でスイッチが入るようです。

個人的な感想ですが、明石家さんまさんをタレントさん達は、いつもあのままと表現しますが、多分僕と同様で自分の家族や本当に近しい人といる時は違うんじゃないかと思う。いつも賑やかなさんまさんと思ってる人は、さんまさんからはスイッチの入る人達、ようは本当に近い人では無いんだと思う。

長年感じ続けてるのは『葬式が終わるとドッと疲れが出る』のは、それが素の自分では無い証拠のようなもの、最も施行・企画・掃除など全て我々2人で対応するからもあるでしょうけど、事務所にいる時は殆ど話しはしませんから千明は違う印象でしょう。

葬式が良き思い出になってくたら、、

悲しい、腹が立つ、最悪だったでなく、これからの人生に於いて良い思い出となる葬式が僕の目指すもの、親戚に神経を使う葬式ではなく、素の自分達で泣いたり笑ったりしながら過ごした葬式が、後になって良い思い出となってくれたら最高の葬式を提供できたと思ってます。

例え葬式は荘厳な好印象だったとしても『高い』と感じれば好印象は半減するし、安かろう悪かろではムカつくはず、そんな上手い具合にはいかんよが常識かもしれませんが目指す価値はあります。

ただ経験の無い或いは経験不足の家族が大半だから嘘も本当も正確に判断できませんので、時にはハッキリ言ったり「そんなものは要らねぇ」のような口の利き方もする個性の強い人間だから、嫌な人は嫌だと思うけど本音が言えなければ支援は出来ないからそれで良いと思ってます。

次回、最もらしい葬式の「嘘」です

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