事前相談は葬式の流れを聞く場じゃない

我想う支援日誌
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事前相談後は死後費用の心配を一切せず過ごせる事が目的

つい最近のこと事前相談時には我々に伝えて無かった事が搬送後に判明した為、受けるか断るかの判断をさせられる事がありました。

あんしんサポートは菩提寺があったり、寺に墓があったり、信仰により祭壇や式場の拘りが強い家族の入会は受けませんと明示してあります。また直葬プラン、ぱっく60プラン、完全委託プランは支援プランとして人件費0円設定なので、そのままお別れ会をすることはできません。

事前に伝えるべき事を伝えて入会不可なら、それは葬式時も同じですから誤魔化すような発言をしても最終的に困るのは家族です。そこで「事前相談」を行う目的、来館前にすべき事、来館時にする事など書き出す事で利用対象の葬儀社で何を聞けば良いか書いてみます。

事前相談は「支払える料金内」で「何ができるか」の確認をする場

「1」葬式後の生活への影響が出ない金額が葬式費用の絶対条件です
「2」香典収入は計算せず余禄として考えるべし
「3」家族葬料金で無理あるなら「直葬」が大前提と思うべし
「4」我が家の財布事情に合う葬儀社が見つかるまで探すべし
「5」見積りは最終支払い額が絶対条件で追加される暫定価格は意味がない

事前相談は受付専門担当では意味がない

・葬儀社の「受付」「営業」は葬式の上辺とマニュアルだけで真髄は知らない
・葬式の真髄を知るのは「施行担当者」だけです
・入会=安心は単なる妄想に過ぎないと知るべし
・当初見積り額の倍額請求は決して珍しい話ではない

事前相談に行く前にすること

「1」対象葬儀社で葬式だけでなく支払い経験のある人に本音を聞け
「2」対象葬儀社発行の価格明示してあるパンフレットを自宅で隅々まで確認
「3」我が家が利用できる葬儀社は、この段階でかなり絞られるでしょう
「4」直葬・家族葬などの具体的な内容を分る範囲で書き出す
「お迎え・棺搬送」「直葬」「家族葬」「一般葬」「列席人数」「食事の有無」「返礼品単価」「使用する棺」「安置方法・宿泊・時間」それぞれの項目に於ける追加条件等書き出す

事前相談で確認すること

「1」明確な最終支払い料金の提示(口頭では意味がない)
「2」利用条件・追加発生条件と各々の金額の明示
「3」入会金・掛け金・預け金等の詳細と葬式前解約時の返金額(%)の明示
「4」自分達の中で思う要不要の項目を専門家に確認する

例えば、あんしんサポートならば――、

・食事の要らない時間だけで葬式を設定する
・お迎え先の地域確認
・家族葬に遺影は要らない
・式場祭壇の飾りは購入無用
・安置48時間以降は24時間毎5,000+税
・安置60時間以上はドライアイス加算あり
・直葬、ぱっく60は人件費0円計上の為、プラン利用お別れ会は人件費加算
・搬送時間帯・距離による加算はない
・安置48時間以上の場合は「斎場予約表を家族に見せる」
・利用プランで追加発生する条件は全て事前に明示する
・遺骨処理の具体的な方法と墓閉じすかる場合の料金と流れ等
・その他必要な事項があれば全て事前提示しておく

我が家が利用したい葬儀社で有るか無いかを確認するのが「事前相談」

「葬式の事は全く分らないのでどうすれば良いですか?」これでは鴨がネギ背負って来ましたと言ってるようなもの、まずは最低価格の直葬プラン料金と内容を第一に聞きましょう。

「直葬プラン」でも「家族葬プラン」葬儀社だけでなく火葬料、宗教者謝礼など全支払い額まで含めた総額が出なければ決断はできませんから追加不要の総額を書面で出して貰います。

利用したい対象葬儀社が複数あるなら全ての葬儀社に出向いた上で上記内容を確認したり、見積書を出して貰った上で家族会議をして決定されると良いでしょう。間違っても自宅で葬儀社営業と話して決定してはいけません。葬儀社の営業は葬式の実態を正確に把握してる人は殆どいないからです。

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