お爺ちゃんを乗せて隣接市霊園まで

我想う支援日誌
この記事は約3分で読めます。

三輪車に乗って墓閉じ依頼

葬式前で準備してる時、突然、会員登録してるお爺ちゃんが来館して隣接市の公営墓地を閉じたいとの相談、墓内には幼児の小さな骨壺がひとつだけ入っているとの事、使用許可証を持って来られたので対応可能、1万円を預り行政の指示した状態に戻す費用を石屋さんに見積って貰うことにしました。

預かった1万円は石屋の手数料、墓閉じ決行時1万円は値引き、費用面で難しい場合は手数料として渡すものです。車で来ていると思ってましたが駐車場には小さな車輪が後ろに2つ、前輪は少し大きなタイヤの三輪車に乗って来られたようで車の運転はできないようでした。

墓閉じの申請に墓地管理事務所に行く必要がある

後日電話で見積り結果を伝えると「お願いします」と言われましたが、先日自転車に乗る姿を見て自宅まで5㎞ほどの距離を移動するのに1時間くらい掛かるだろうと想定、隣接市墓地までは車で行っても40分以上掛かる距離、お爺ちゃんの自転車なら往復16時間は無理、タクシーで往復すれば1万円です。

当方の墓閉じは石屋から謝礼は貰っておらず墓から出た遺骨の散骨が利益、今回は小さな幼児の骨壺ひとつと聞いてますから、散骨はサービスで良いと伝えてあります(石屋が確認すると小さな骨壺2つでした)

石屋から利益を得ない目的は「家族の立場で発言できる」事にあり、すでに百件以上は墓閉じしてますから、大よその料金は分りますので、高いと思えば「高くねぇか⁉」と石屋に言えたり、離檀料や閉眼読経で数十万円要求するような寺なら「墓閉じは先に延ばそう」と中止のアドバイスもできるからです。

公営墓地は逃げられません

寺墓地なら葬式の際は高額な布施を要求されますから、無縁墓になっても止む負えない気もしますが、公営墓地は年間数千円の管理費だけで、未納なら合算し続け利息も要求されますから逃げられません。また墓には祭祀継承の民法があり誰かが受け継ぐ必要があると明記されてます。

お爺ちゃんを迎えに行き、手続きしてから送り届けました

乗りかかった船と空いた時間を利用して、お爺ちゃんの自宅まで迎えに行き乗せて墓地管理事務所で手続き、その後自宅に送り届けましたが今回の墓閉じはマイナスだけで利益はありません。

老いれば運転はできませんしからタクシーで入会に来たり、車がない家族なら、夜間は勿論のこと昼間でも自宅まで送って行く事は良くあります。都内のように電車のほうが早い地域ではありません。

病院に車を置いてきた場合、打合せが終わればタクシーを呼ぶか、葬儀屋に病院まで送って貰えば費用が発生するのが普通、よほど近距離で無ければ数千円掛かりますから、病院まで車で行った家族は寝台車に乗らず自分の車で来館するシステムなんです。

折角安く葬式したいと入会したのに小さな親切大きなお世話で寝台車に乗せられた家族は、移動だけで数千円の出費は可哀相、そんな性格だから何をしても儲からないけど、それが分っていながらタクシーを呼んだり、しらばっくれて後で後悔するなら送って行ったほうが気が楽です。

コメント