病院毎に違うコロナ感染対策

我想う支援日誌
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面会できないのは何処の病院も一緒ですが、逝去直前や逝去後も院内では逢えない病院もあれば、逝去前だからと逢わせてくれる病院もある。

心情的には逢わせてあげて欲しいとも思うが、客観的な意見で言うと家族親族と逢わせないのも院内感染を防ぐ手法のひとつです。

ある病院では面会、逝去前、逝去後に至るまで直接面会は一切させず、タブレットで数分間のテレビ電話面会をさせてる病院もある。

この病院は徹底しており逝去後は所定の霊安室に運び込み、死亡診断書と遺品等をセットすると看護師は退室して警備一名が残り我々に合図する。

我々はストレッチャーを霊安室に入れ遺体を移し、死亡診断書を確認、遺品も寝台車に乗せて病院をあとにする。搬送する人間と医療従事者は顔も合わせない。

家族が来院してる場合、家族は駐車場で待機する為、病院に来ても意味は無い。流れだけを聞くと冷淡にも思われそうですが、冷静に考えると最善の方法だろうと思う。

現時点のコロナは若年層が増えており無症状の人、自覚さえない人も多いわけで、その人が院内に入り誰かに伝染させたら一気に感染拡大するのは必至です。

何事に於いても優先順位があり病院は家族の心情より、感染防止が最優先は正解、院内感染したら健康体で無い患者の重症患者は出るし医療従事者が感染したら治療もできない。

その意味では葬式も同様で今でも大人数の葬式を受ける葬儀社もあるがクラスターの発生を考えないのだろうか・・・

勿論、少人数なら発生しない訳ではないが、大人数のほうが確立は高くなるのだから、今は商売よりも安全を優先すべき時だろうと思うが・・・

明日の葬式も含め現時点の家族葬は配偶者と子供だけに絞り、他の人達は葬式前に1日~2日間の日程を設け午後の時間を使ってバラバラで逢えるよう設定する。

葬式や火葬の途中での食事はさせず、拾骨人数も絞り、読経は15分~20分に短縮、長時間同一場所で過ごすのを避けるよう心掛けている。

当方利用は会員限定で幸いにもコロナ感染者の葬式は一例も無いが、我々自身がコロナ感染したら依頼が受けられなくなる可能性もある。

ゆえに、いち家族の要望を全て受け入れず、家族にも我慢をして頂き、可能な限り感染防止しながら施行するしかない。

100年前に流行ったスペイン風邪(インフルエンザ)は終息までに足掛け3年掛かっており、同様であればあと1年の我慢が必要です。

終息がいつになるか分りませんが今でも毎年冬場になるとインフルエンザが流行るのだから、+コロナが増えた生活になると思うのが自然だろう。

葬式だけでなく生活の全てに於いて『普通』や『常識』の概念を変えざるを得ない時代到来かもしれない。

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