一銭も要らないお葬式

我想う支援日誌
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偶然から始まった超強烈な流れは僕の意思とは裏腹うらはらに進みましたが、今思えば『だから天職と思える葬儀支援の道を切り拓けた』わけで20年続けた美容業の社長は楽しくなかったけど、葬儀支援の道は17年間無休、24時間対応、尚且つ超低報酬なのに生き甲斐がある――、だから天職かな!?

52才で届いた父親逝去の一報から始まり、気づけば国内初の葬儀支援センター僕自身が命名した設立の道を歩き出すしかない流れ、団塊世代終幕期が本格突入する2030年まで22年あり、全国全県に1か所づつの支援センターが出来れば独居老人を始めとした経済的弱者は助かる。それほど難しい事だとは思えませんでした。

ところが実際に走り出してみると5万円で骨壺に納まれるプラン完成までの3年間はドタバタ劇場、葬式のイロハを現場で学び、葬儀業界の現実を学び「死」については自分なりの学びと悟りを持った2年後、目指す世の中と現実とのギャップが余りに大き過ぎて商売の正論では達成できないと分かった。

ところがすでに各所で「国保にさえ加入して5万円で骨壺に納まれば一銭も無くても死ねるでしょ!」と各所で講演会し続けてましたから引くに引けず、葬儀屋と寺からの誹謗中傷も増えてた頃ですから、こうなったら「やるっきゃねぇ」が心境でした。

また入会相談に来られる人達の中には個人商店を営んでた方、農業を営んでた方もおられ、厚生年金はサラリーマンしか加入できない事と最高でも国民年金の65,000円しかない事も知りました。

更に高齢化は医療費も比例して上がる事、親子が同居しなくなった結果、配偶者の逝去で独居老人になるが、今まで一緒に生活してない子供夫婦との同居が難しい事も教えられた事から、独居老人の増加を推定すると僕の憶測でしたが、2030年にはも埼玉県民より多い750万人なる可能性もあると公言もした。

なぜ独居老人が大変か、夫婦でも独居でも電気水道代は変わりませんし、食費もさほど下がりはしませんが、年金収入は夫婦時代の半分強にまで減る試算だからです。

全国から問い合わせや見学者が来られた

「5万円火葬支援パック」5万円で骨壺に納まるプランが完成すると新聞だけでなくNHKからの取材申し込みで、記者、カメラ、音声の3人が数か月取材を行い全国放送もしてくれた事から全国から入会希望と問い合わせを頂きましたが、葬儀支援に関心を持たれた方は全員が同じ質問から始まるのです。

5人、10人のうちは毎回丁寧に説明してましたけど、それだけで1時間は取られますので正直なところ面倒だと感じてた時、ある人の勧めで「本を書いて読ませればいい」との助言を頂き、A6サイズ180頁を5日間で執筆、経費を最小限に抑えるべく完全データまで自分で作成し印刷だけ業者依頼しました。

基本が事前に読んで貰う本ですから数百冊のみ印刷、その後も必要になると思ってませんから完全データはパソコン変更時に全て消去したので、記念としての残した1冊をサムネイルしたのですが、見て分かるように左下の部分が汚れています。

また最近聞かれる事が増えた

今から8年前62才の時点で『もし70才まで続けなければ成らないとしたら――、』の想定をすると、当時の2人で年間270施行では身体が持たず、70才を迎える前に過労死しても不思議ではないと施行数を減らす為の手段を講じたのがパンフレット2.予約電話・非対象者の右上部です。

また賢い人は「1.支援プラン各種」の「直葬プラン¥75,000税込」に含まれる①②③・・・の項目下にある黄色文字「当社単価合計¥146,500から更に(49%割引で施行)の文字に気付かれるようで「この棺を半額の¥12,500で販売してるって事ですか?」と言われる方もおられます。

仕入価格より販売価格のほうが安いのは骨壺セット等も同様ですから「どうしてですか?」と言われて当然なのですが、この場面はかつて何十回と経験したものですから『あー、またかぁ』と思うわけです。

ただ完全データは保存しておりませんので、時間は掛かりますけど初心を振り返れるメリットもあるので、時代の変化で変わった部分等は若干手を加えて本ブログに転記しようと思っています。

ブログは完全無料で読んで頂けますから、あんしんサポートを紹介され関心を持たれた方は、読んでから来館して頂ければ事前相談での説明が省けたり理解もし易くなるし、これから全国各地で葬儀支援を始めたいと思う人がいれば参考にもなるでしょう。

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