あんしんサポート葬儀支援センター 著書:無信仰者の葬式参考書

どんな業種も末期前は二極分化

我想う支援日誌
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どんな業界でも過当競争が本格化すると「低料金」と「高料金」の二極分化が進みますが、そこで勝ち組と負け組に選別されることになる。

低料金にすれば利用者数が増えると思う経営者」と「高額にして補おうとする経営者」が多いが基本的にはどちらも負け組になる確率が高い。

えーっ!? ならどうすれば良いのと思った人は商売の基本を理解してない人だろう。

過当競争になれば利用者数が減るのは当り前の事だが経営が成り立たないほどの減少だとすれば、それは料金以前の部分に問題があるはずだ。

自分が行きつけのスーパーや小売店に行く理由を考えれば理解できるでしょう。

「ナショナルブランドで同じ物なら安い」
「生鮮食料品など同じ価格なら物がいい」
「自分にとって魅力や好みの商品がある」

簡単に言うとこのいずれかに当てはまり他店に行くより自分にとって利益があるから行くのでは?

だとすれば繁盛してない店はどれにも当てはまらないから繁盛してないわけです。

その店が料金を下げようが、上げようが根本的な部分が利用する側の欲求を満たして無いのだから足を運ぶことは無いだろう。

僕自身はかつて美容室の経営指導で500店舗ほどの開店に関わらせて貰ったが、繁盛と閑古鳥の差は技術力の差ではないと断言する。

信頼関係ができるまで担当した客の好みや希望要望を聞き、フロント、サイド、バック、トップと要所要所で確認しながら進める美容師がいる。

一方で最初の相談時に全て聞き仕上ってから鏡を見せる美容師もいる(こちらのほうが多い)

どちらの店が繁盛するか確認するまでもないだろう。

これは技術力の差でなく「お客目線」か「自分目線」の差でしかないが決定的な差でもある。

パーマ屋さんが珍しい頃は店を開ければお客で溢れお客が美容師の機嫌をとることさえあったはずたが美容室が増えれば我慢する必要はない。

過当競争に入ると売り手市場から買い手市場へと急激な変化で立場の強かった業者とお願いしてた利用者の立場が逆転するわけだ。

すでに葬儀社は過当競争時代に入ってるから昔からの葬儀屋で閉店はいくらでもあるだろうが、この店は元々利用者から見れば無用な葬儀屋なだけだ。

残念ながら自覚が無いから淘汰されるしかないが、この経営者に話しを聞けば「お客は分ってない」みたいな事を言うはずで救いようがない。

「分ってねぇのはおめえだよ」と思っていれば良いし二極分化は利用者に有利な状況だから決して悪いことではないだろう。

注意するのはネットのフイッシング詐欺が如く、甘い言葉や低料金表示で釣り上げて最後は高額請求するぼったくりバーのような輩だろう。

ひとつ覚えておくべきはネットで宣伝してるから信頼できるわけでなく、広告宣伝が多ければ費用が掛るから料金に跳ね返るのが普通だ。

葬儀社についてはホームページ、ブログ、広告宣伝、クチコミのどれも信用はできない。

信用できるのはたったひとつ『自分から聞いても無いのに利用した本人が超勧める葬儀社』なら出向いて話しを聞く価値があるだろう。

間違っても営業のいる葬儀社を利用すべきではない。

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