97才看護師、91才介護士、素晴らしい

我想う支援日誌
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事務所のパソコンを立ち上げるとyoutubeで軽音楽かクラシックを流す事から1日が始まりますが、画面に「91才の介護職員「働く」理由」なる文字を発見して動画を見たら、続いて「97才看護師の生き方」の文字を発見、続けて見せていただきました。

大正13年生まれ97才の現役看護師、昭和6年生まれ91才の現役介護士、凄いなぁと思うし素晴らしい「生き方」だなぁと憧れさえ感じる動画と記事も読みました。

お二人に共通するのは『思考が前向きで向上心があること』『自然体で生きてること』そして『寄り添いの心を持たれていること』でした。

90才を超え自分の世話が自分で出来る事だけでも凄いのに、他人の世話まで出来るとは素晴らしいの一言、ただ見方を変えると『他人の看護や介護する人達が居るからシャンとした自分でいられる後押しをしてくれてる』のかもなぁ、と僕自身の今と重ねると見えなくもない。

とはいえ今から91才なら23年後、97才は29年後も他人様の役に立てるだけの心身の健康を維持していられるか!? と問われたら即答で「無理」と言えるほど凄いことなのは間違いありません。

お二人から見れば、僕はヒヨッコだし「若くて良いわねぇ」と言われそうですけど、お二人とも頑張ってる感はなく、自分らしい自分の生き方を自分なりに貫いておられる印象でした。

また決して良くない人生の岐路があっても、それを糧とする思考回路が備わっておられるし、自分の幸せを求めて生きるのでなく、誰かの為に生きる事が自分の幸せや生き甲斐に繋がる人生となっている事と、不思議な力が後押ししてくれてるような印象さえあります。

「人の為に動いてるのだからいつか必ず良い事がありますよ」何十回となく会員さんや周囲から言われ続ける度「良い事なんて何もないけどね」と笑ってきましたが、お二人を見ていると90代になって尚、他人様の世話ができる体力と精神力と明朗な頭脳を持って日々生活できる事――、それ自体が『とても良いことなのか!?』とも思えました。

そう思って自分を振り返ると毎年の健康診断でときたま胃カメラが数か月後の予約と言われた事で、消化器系専門病院で胃カメラを飲んだから『スーテージ0で胃癌発見』できたとも言えるし、だから8日間の入院だけで済んだとも思えます。

さらに糖尿病と肝機能を毎月のように検査するのは会員さん達から「とにかく健康だけは注意して頑張ってくださいね――、私が死ぬまでは」と自己中な発言を毎度のように聞かされ「おめぇの為に生きてるんじゃねぇよ」「そりゃそうだ」と笑い合ってますけど、あんしんサポートを辞められたら困るんだからと言われてるのと一緒です。

そんな声を聞かされる度に『まだ支援を辞める訳にいかない』との思いから病院にも行くし、医者が勧める治療も続けてるから発症から10数年経った今も、とりあえず普通に支援活動が続けていられるのですから、それ自体がすでに起きている「良い事」かもしれないと改めて思わせてくれた動画でした。

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