攻め過ぎだよなぁ!?

我想う支援日誌
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先日搬送後の最終打ち合わせで家族が使用項目単価を見て「棺¥25,000!? 何でこんなに安いんですか?」と言われたので「実際はその半額だよ」と伝えると「え――っ有り得ないでしょ」の言葉に『確かに、、原価割れだし』と思ったので『何でだろう?』と後で理由を考えてみました。

下記単価表にも書いてある通り¥75,000直葬プランの使用品単価合計は¥146,500ですから49%割引、ようは当社単価の更に半額提供なので「棺」「骨壺」は仕入原価より安く販売、プランに含まれる全項目が半額提供、改めて見ると我ながら攻め過ぎだなぁが本音です。

葬祭費5万円で骨壺に納まれるがベース

18年前は美容業経営者で葬式はど素人、本業はあるので儲からなくても良いの発想から始まった事もあるけど、それよりも周囲からの誹謗中傷が拍車を掛けた結果だと思う。

『税込5万円で骨壺に納まれたら一銭も無くても安心して生きられるし死ねる』この発想だけで決めたプラン価格は設定までに3年を要し当初は10万円でも出来ません。されど一度口に出した事ですから多少の事では諦めないの思いだけで達成したものです。

ところが5万円火葬プランを公言した途端、葬儀屋とおぼしき人達を始め、中には住職と名乗る人からも誹謗中傷は続き、自分の中で2割は『根拠の無い憶測に笑い』2割は『俺の存在が怖いんだなと思い』残りの6割は弱者への支援中傷に「怒り心頭」でした。

ぶっちゃけ当初は寺の事など考えてもいませんでしたが、これを機に当時の直葬プランの全国平均だった17万円で宗教者付家族葬プランを最終目標として猪突猛進した結果12年後の2020年に完成、振り返ると葬儀屋と寺の誹謗中傷が無ければ家族葬は発想さえしなかったでしよう。

どうすれば可能か!?のみ考え続ける

性格なのだろうがネガティブな発想や思考は基本的に無いらしい、これは家業倒産時に誰も頼れず、頼る人が居ないなら自分で切り拓くしかないとの自覚から芽生えたものだと思う。

泣き言が言えるうちはまだ余裕があるって事と、この時期の経験から大半の葬儀屋と寺に良い印象は持ってませんでしたから、葬儀屋と思われるのだけは勘弁と誰が見ても葬儀屋じゃないと思われる内容と料金のプランを創り出す事に全力投球し続けた18年です。

利益計算した事あるかなぁ

あんしんサポートの支援事業に於いては各プランは全て料金設定が先、全く食えず財布に¥1,000しかない時に毎月50万円近くの施設レンタルと電気水道高熱等の維持費が掛かる「あんしん館改葬工事」を承諾したのですから普通に考えると「あんた馬鹿ぁ?」と言われても当然です。

けど「捨てる神あれば拾う神あり」なのかなぁ、家主さん、業者さん、寺、周囲の人達からの協力があって、 国内初のプランばかり創り続けて来られたのだからラッキーです。

近未来予測ができる点は両親に感謝

幸いな事に18年前に予想した2030年問題は大筋で正解、想定外のコロナで10年前倒しになった事から、大ボラ吹きにならず、言動が変わらない事で信用されるようになり、菩提寺の葬式を受けない決断から納得出来ない住職の戯言を聞かずに済むのでモヤモヤも消え、素晴らしい20年間を過ごせたと思う。

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