「直葬だけだとちょっと、、、」「火葬前にゆっくりお別れしたい」「できれば親戚、友人、隣保の人達とお別れさせてあげたい」などの要望をどうすれば叶えてあげられるだろうかと考えてきましたが、超低料金プランは残しつつでなければ意味がありません。
昨年以降は諸々価格上昇してますが、プラン料金据え置きのままで会員さん達の要望を叶えるにはと色々考えた挙句、プランとは別途で『お別れタイム』の詳細設定を決めたり、ホームページに掲載するパンフレットの作成などで丸々3日掛かりました。
また都内民間火葬料金の実質値上げ発表もあり『東京埼玉プラン』もパンフレット内に掲載、火葬+散骨(往復高速代のみ別途)が市民外火葬料も含めた税込総額¥234,000で可能になるプラン、都内・隣接県には同額程度で設定可能な葬儀屋さんがあるかもしれない――、の思いも込めての掲載です。
※ 2025/08/01~・プラン面下中央「逢える安置・お別れタイム」が新設した部分です
改めて、あんしんサポートの各プランを見ると既存の葬儀屋を真似したプランは1つもなく、全てオリジナルを実感、これは企画力の問題でなく18年経っても頭の中が素人のままだからでしょう。
実際問題として対象家族の希望と本音を形にすると利益は出ず赤字、常識的には頓挫したり諦めるのでしょうが、どうすれば可能になるのか!? の発想が僕の中では普通です。
この考え方の根底は家業倒産後は父親蒸発も含め頼れる人はなく、親がいませんから小遣いが欲しければ働くしかなく、当時バイトは学校許可が必要、でも新聞・牛乳配達、スーパーのバイトでは稼げずヤンチャだった事もありキャバレーで夜中までバイトしてました。
お金を貰う以上バイト感覚は捨て周囲から一人前と思われる仕事をする必要があると、仕事の厳しさと楽しさを教えてくれたのは蒸発した父親、お酒を飲み過ぎたお姉さんの体調を考慮して対処したり、雑用は進んでやる事で男性スタッフにも嫌われませんでした。
寝不足、朝寝坊、遅刻のリスクはあるけど小遣いは稼げ、お姉さん達から「いつもありがとね」と夕飯をご馳走になったり、その後でホテルに連れて行かれ性教育まで受けられる特典もありました。
こんな経験が葬儀支援の中で活かされてる気がするんです。だからか「資金が無い」「人がいない」「場所がない」など一般的な断念理由など頭に浮かぶことの無いまま生きてきました。
全て5万円火葬からの連鎖
お金の無い辛さと惨めさは何度も経験、大変な状況の中で終幕を迎えた家族の心境は理解できるから、国保葬祭費5万円で骨壺に納まれたら逝去直前に余裕が無くても安心して過ごせます。
周囲からは「絶対に無理」と言われ実際は倍額10万円でも不可能な試算、なら別途補填事業すれば可能になるんじゃねぇ!? の発想から「少子化と超高齢化で」→「墓守不在なら墓閉じが増える」→「墓閉じで墓から出た遺骨の散骨で稼げるはず」まずは「散骨場の取得」と考えた。
考えた事は出来るだけ口に出す事で潜在意識に刷り込むのが僕の手法、入会相談・講演会・ブログなど様々な場所で公言した結果、僕の発言が胡散臭いと思った人が父親の葬式をした際、言ってた事が本当だったと知りお詫びの意味で父親が残した山林の一部を散骨場として無償貸与してくれました。
その後、買い取り10年掛けて法人名に名義変更、2025年現在も散骨場として利用し続けてますから、ツキがあるのも確かだけど、目標を公言し続けた結果が棚ぼた的に散骨場取得に繋がりました。
葬式施行する支援センターが自社所有の散骨設定だから依頼数は多く、同時に墓閉じ相談も増えた事から家族の立場で墓閉じ交渉「石屋さんに儲けさせる気はなく高いと思えば値切るけど、依頼数はその辺の葬儀屋とは比較に成らず、年間通して依頼することなりキックバックは要らない」としました。
この立ち位置が成功、墓閉じ費用+出た遺骨の散骨費用+閉眼供養読経料=墓閉じ総額となる訳ですが、1万円を預かり石屋に渡し更地戻し費用と実際の納骨数を確認して貰う事で正確な総額を伝え、費用面でGOなら当方で寺への話し方を教えてから初めて菩提寺に墓閉じする旨を伝えます(施工になれば1万円差引)
当方が仲立ちする事で施工途中の値上げはさせず、離檀料20万円、閉眼読経20万円、墓閉じ費用300万円、500万円と言った菩提寺もありましたが、それらを払った会員は1人もおりません。
墓で言うと当方所有の永代供養墓「あんしん一樹の蔭」は寺から無償で借りた墓所に当方が建立したものですが、建立から3年間は会員限定で全て無料、ところが数年後は数百名と増えた事から墓所の水道を使用する為、納骨数不問で1軒¥2,000を徴収して管理費として寺に渡してます。
結局のところ石屋からの利益はなく、納骨しても利益はなく、散骨のみが利益という現状ですが、利用者からの信用度は高く、石屋さんは低料金で施工してくれ、お手伝いしてくれる住職さんも利益より会員優先の発想で10年以上続けている現実を理解してくれてます。
それが次回記載する『日本一の家族葬』に繋がってる訳ですから、目先の利益より目的・目標達成に向けた言動を続けることは、当初は赤字でも最終的な目標到達には近道になるようです。
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