会員がお客様で無い理由

我想う支援日誌
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入会相談に来られた人が聞きにくい「なぜ?」が、ホームページ入会案内にも書いてある『お客様扱いされたい方は葬儀社でどうぞ』でしょう。

普段は「うちのプランは赤字が多く損するのにお客じゃねぇだろ」と誰でも分る部分を強調してますが正確にはもっと奥の深い部分もありいい機会ですから書いてみます。

まずは簡単な部分から、親族葬プランを除く『直葬プラン』『ぱっく60プラン』『完全委託プラン』『家族葬プラン』は厳密に計算すると全て赤字です。

普通なら値上して赤字解消しますが、設立時『料金設定が先で赤字は当り前』少しでも赤字を抑えるため24時間365日無休で問題無い役員2名で続けてます。

愚痴っぽくなりますが2名体制で行うとは・・・・
》十数年間無休、正月も盆も関係ありません
》24時間いつで出動可能にしておく必要あり
》夜間、深夜、早朝出動もあり酒は飲めません
》熱があっても電話一本入れば出動するしかない
》片道1時間以上離れた所に出かけるのは難しい
》当然、旅行には行けません
》プラン料金維持には役員報酬を最低限に抑える

直葬プラン使用品と流れで原価推察してみよう
① 地域内お迎えは24時間走行距離不問追加なし
  夜間、深夜、早朝加算なし、走行距離加算なし
安定枕付き搬送シートを使い2名体制で搬送
③ あんしん館の供物を飾った式場祭壇前に安置
山型蓋付6尺白布棺に納棺、末期の水、線香
保冷剤又は死体用冷蔵庫で安置最大48時間
⑥ 死亡届書作成後役所への届出代行(コピー1枚)
⑦ 予約日時に火葬場まで棺搬送して火葬
7寸白骨壺(銀貼箱入)に拾骨して終了

使用する葬具と施設車両費、更に2名3日間の人件費まで含めた料金が69.000円、ど素人でも赤字は納得できるでしょう

人の死は家族の財布事情に関係なく訪れ、入院、入所等で財布事情が厳しい中での葬式も普通ですから赤字必至でも可能な限り低料金設定で支援。

されど家族が温かい心で送れるよう誰が見ても違和感の無い高品質な葬具と葬式内容を提供するにはいくつもの無理を重ねないと達成できません。

すると労働基準法に準ずる労働条件下での人員数、商売としての利益感覚など一般常識を全て無視しなければ実現できません。

施行数が増えれば利益も増えれば商売ですが、当方葬式プランは利益でなく赤字が増えるか、利益なく自分達の体力が限界に達するため対象者を限定しています。

当社理念に反する例として、高額な布施を要求する菩提寺の葬式は受けない(当方同額の5万円以下なら受ける)・お客様扱いされたい人・不特定多数の会葬者を対象とした一般葬希望の人(香典を当てにすれば残る家族の生活を脅かす恐れのある葬式)などがあります。

また逝去後まで葬式の依頼先を決めないのは『一般葬儀社を探している家族』ですから葬儀社とは真逆の事を言う当方では家族が戸惑うのは必至ゆえに受けないのです。

奥の深い部分のひとつが『お客様感覚の人は支援できない』からです。

経験上依頼者は葬式を含む人の死にまつわる正確な知識はなく『何が分らないかさえ分からない』人達ばかりです。

その結果『素直な人は葬儀社の霊感商法で言いなり』『知ったかぶりをする人なら誘導商法で高額な葬式へと誘導』される現実です。

そもそも無信仰でありながら仏式の葬式と考える時点で無知が確定、担当者は楽に誘導できる相手、もし僕が営業なら100万円の上乗せは簡単だろう。

何が分らないかさえ分らず、坊さんが拝むのが葬式だと思い込んでる人に『葬式とはなんぞや』と説くだけでも大変なのに自分はお客様だと思ってる人は、葬儀社の人間を上から目線で見ている人ですから聞く事より、押しつけの心が勝るわけです。

家族の生活を守る支援側からすると『アドバイスを素直に聞く姿勢は絶対条件』ところがお客様扱いが当然と考える人は素直に聞けませんから支援にならないのです。

相手が望んでもないのに無理して赤字になる支援をする必要は無い――、これが僕の個人的な感覚、だから所定の流れを踏まずに受けた依頼は『うけなければ良かった』の結果になるんだと思う。それらを防ぐ為に敷いたハードルが以下になります。

「1」電話で事前相談予約する
「2」予約日時に前橋まで来館かる
「3」当方理念、信条、目的の納得を聞く
「4」家族の本音をあるがまま伝える
「5」聞いた情報を素に提案する
「6」相談家族毎の死後手続きを伝える
「7」互いの人間性や相性も確認できる
「8」以上を踏まえた上での入会手続き

面倒な手続きを踏み、あんしんサポート理念を聞き、できれば話したくない家族事情も説明、お客様扱いされたい人にはできないでしょう。

しかし当社の理念、信条、目的を理解できれば、この流れも理解できるし省けない事も分るでしょう。

依って『あんしんサポート入会は会員ではあるがお客様ではないのです』

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