ことわざは人生の参考書

我想う支援日誌
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経営者人生30有余年で強く感じるのは『ことわざ』は簡潔で言い得て妙であり人生の参考書であると感じます。

経営者は自分の発言が『自業自得』にも『因果応報』にも『情けは人の為ならず』にも成り得るわけで、その場の判断が社運を左右する事も珍しくない。

僕が思う経営者に必要なことわざ

第1位『好きこそ物の上手なれ』

経営者でもサラリーマンでも共通だけど『好きなこと』や『楽しい』と感じない仕事で新たな発想や向上心が湧くはずもなく上手く行くとは思えません。

第2位『先んずれば人を制す』

『将来を見越す』前提で言えば、人口の多い団塊世代は2030年に80才半でなかば死亡率は高くなるが、年金が減り続ける今、残った配偶者の生活を考慮すると葬式費用は必然的に下がる。だから――、となる。

第3位『石の上にも3年』

団塊世代の終幕期2030年代までに超低料金の葬式プランや葬式に対する根本的な考え方を改革しておく必要があると訴えた15年前、業界人には変な奴と思われてたようですが2022年の今は普通と思われるようになった。

第4位『人の振り見て我が振り直せ』

葬式用は国産車でも車庫に高級外車がある寺の住職、檀家はそれを決して良くは言いません。末端を相手にする商売の経営者がとる『金がある』的な言動は不快を招くだけでプラス要因は無いと教えられる。

第5位『思い立ったが吉日』

僕の知る限り仕事ができる人は考えるより前に『迅速』に動き、動きながら考える人達ばかりです。能書きばかりで動かない成功者を見たことがない。

ランク外『門前の小僧、習わぬ経を読む』

うちは当時から魚屋さんだそうで戦後の物が無い時代でも、店内の大きなザルに落花生と乾燥イモが山に盛られ「好きなだけ食べて」と言ってたそうです。

同じ買うなら余所に行くより得だから客数が多いだろう予測はできます。実際に経験した祖母の娘である叔母達は、毎晩濡れた札にアイロン掛けして100枚づつの束にしてたそうです。

ある時叔母2人で札束を抜き、数枚づつ取って戻そうとしたら残りの札束が入らず焦ったと笑い話しに聞かされました。

また食事は祖父母が上座に座り、番頭さん、丁稚さん、子供達の順に座ったそうで、鮭の切り身がおかずの時、丁稚さん達は綺麗な切り身なのに子供達は尻尾のほうばかりだったそうです。

叔母「何で〇〇どんは切り身で私達は尻尾のほうなの?」

祖母「働いてるのはお前達で無く〇〇どん達だからだよ。お前達も働くようになれば同じような切り身にしてあげるよ」

祖母の葬式のあとで笑いながらの話しでしたが改めて祖母の『商才』を感じたのを覚えてます。祖母の血を受け継いでたらもっと商才があったろうと思う。

僕の場合『門前の小僧、習わぬ経を朧げおぼろに読む』なんだろうなぁ。

自業自得じごうじとく
自分のした行いに対し自らがその責めを受ける

因果応報いんがおうほう
よい行いをすればよいむくいがあり、悪い行いをすれば悪い報いがある

なさけは人の為ならず』
人に親切にすれば、やがてはよいむくいとなって自分にもどってくる

葬式の何が分らないか分らない喪主さんは葬儀社から見るとかもねぎ背負って来るというのが最適な例えのような気がします。

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