墓閉じに掛かる費用

法要・遺骨・墓関連
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相変わらずで毎年のことながら墓閉じ相談が多いけど、当支援センターは会員限定だから、世の中的には毎年結構な数の墓が閉じられているだろう事の推測は容易です。

事前相談の時点で後継ぎがおらず墓閉じを考えてる人も多く、17年前の設立当初から墓閉じと散骨が増えるのは必然でしたから、墓閉じ、散骨ともに設立の翌年には開始しました。

墓閉じ費用

墓閉じの費用を決めるポイントは2つ「墓石の使用料(墓所のサイズ)」と「墓の位置」、平地より階段設置のほうが高くなり、墓所の奥で運び出す手間が掛かれば高くなるのは必然です。

「墓閉じ費用」
17年間で結構な数の墓閉じをしてきましたが、結論から言うと税込総額で100万円が過去最高額、この墓は結構な大きさが通常墓の1坪は150cm×150cm、その3倍ほどのサイズで骨壺が11個あったからですから、大半の墓なら更地戻しと遺骨処理で100万円を超えることはありません。

「相見積もり3か所」
まず見積りですが、初めから「相見積もりします」と宣言した上で最低でも3軒の石屋に見積もって貰いましょう。但し皆さんは見積りが無料だと思ってるようですが、それ以上の額が施行料に付加されてるに過ぎませんから、1万円ほどを支払って見積り、依頼時は値引き、依頼しない場合は手数料とするのでベストです。

当支援センターが低価格なのは石屋からキックバックを取らず、実績は多いですから高いと感じれば「高くねぇ?」と交渉できる事と、墓閉じの途中での料金追加は一切認めない事、そして遺骨処理は散骨場、永代供養墓ともに自社所有しているから、但し墓閉じは会員限定サービスです。

「遺骨処理費用」
わざわざ費用を掛けて寺の永代供養墓は何の為!? なら墓閉じせず使用したほうがお利巧ではありませんか? 寺との縁を切る目的もある人のほうが多いですから、寺の永代供養墓は論外、寺によっては墓閉じして永代供養墓に入れた後も年会費を請求されるはずです。

1体30万円くらいの寺が多いようで5体あれば150万円、当支援センターを参考例とすれば墓から出した骨壺の中はびしょ濡れなので天日で完全乾燥させ、且つ骨壺内の「釘」「瀬戸物」「硬貨」など専用機械に掛けられない物は全て手で拾った上で飲み薬状に粉骨して散骨、永代供養墓、手元供養いずれも¥66,000(税込)

例え1体10万円だとしても安くはありませんので、当方金額以上なら遺骨処理の依頼先を検討する必要があるでしょう。ついでに言うと『粉骨』にして自宅で手元供養が最善、理由は墓はいつか必ず行けなくなりますが、手元ならいつでも手を合わせられ持ち運べて、最後は好きな場所に撒けるからです。

「魂抜きの読経」
仏教・神道限定で実際そんな能力はありませんけど、墓を閉じる際の気休めで『魂抜き読経(祝詞)』をする事になり1万円~3万円が相場、中には5万円を要求する寺もありますが、そこまでは我慢しましょう。但し5万円以上を要求する寺なら、墓閉じせずそのまま放置しておけば良いでしょう。

常識の範囲内で読経・祝詞をしてくれるなら、倫理、道徳からも無縁墓にせず墓閉じすべき、石屋は読経してないと嫌がりますが、仏教・神道以外の宗教者の墓なら読経の類は無用です。

「離檀料・民間墓所について」
僕の知る限り寺墓の永代使用権購入書類の中で「離檀料」を謳っている書類は見た事がありませんので、払う必要はありませんけど、更地に戻して返却は謳ってあります。

民間墓所の中には納骨時、法要時、墓閉じ時など全ての局面で依頼できるのは、墓所指定業者のみという決まりがある墓もあり、料金は高いので永代使用権を購入する際は要注意です。

いつすべきか!?

最善は現役のうちに閉じる事、現役中のほうが収入は多いですから多少費用にずれが出ても対処し易いですが、年金生活になってからだと生活費だけでも大変になり、老化が進めば医療費も増えるからです。

僕の個人的な感覚ですが、葬儀屋、寺、そして石屋も胡散臭いので要注意です。

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