家族が来院せず済むケース

我想う支援日誌
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昨日2軒目の夜11時のお迎え搬送、本日午前10時30分のお迎え搬送、いずれも家族親族は誰も来院しておらず我々だけで『ご遺体』と『死亡診断書』を預かり、あんしん館に安置する方法をとりました。

昨日は午後3時頃対象者のお姉さんから「病院から連絡があり呼吸が荒くなって今晩か明日くらいでしょう。と言われたので、その時はお願いします」との連絡が入ったので事前相談資料を確認すると電話してくれた方は81才女性で昼間なら何とか運転できるけど夜は恐くて運転してないと書いてあったのでもしもの時は私は行けませんが前橋のあんしんサボート葬儀支援センターがお迎えに行くので故人と診断書を渡して欲しいと病院担当者に伝えておくよう指示しておきました。

午後9時、仕事が終わっておらず外出先でお姉さんから逝去の一報を聞く、病院からは2時間後の午後11時、お迎えに来て欲しいと言われたとの事ですぐにお姉さんの自宅に行き、死亡届出書記入の必要事項と認印を預かり「あとは我々が全て行うから休んでください」と伝えて午後11時病院にお迎え、1時間走って前橋あんしん館に到着して安置となりました。

本日午前の搬送は依頼者が前橋から2時間の県内にいる為、事前相談の段階で死亡届出書記入事項は全て確認し認印も預かっておき病院にもその旨伝えてあったので、全て事前相談時点で確認済みの流れで行動が起こせました。

あんしんサポートでは当たり前の流れのひとつとなってますが、死後の連絡を受け、病院に行ってから死亡診断する流れを今以て続けてる葬儀屋さんは考え直すべきだと思う。逝去前の連絡で駆けつけ最後のお別れができるなら別ですが、逝去後に家族が病院でも施設でも行ってどうこうできるものでなく、生き返る事もありません。

なら搬送は葬儀屋に任せて安置してからゆっくり逢えば良いのでは――、更に夜間、深夜、早朝の逝去なら逝去後の連絡で駆けつけても1時間、2時間は掛るし運転できない家族ならタクシーで行くか誰かに迷惑を掛けるしかありません。前段のように逝去したら診断して貰い、お迎えは〇〇葬儀屋が来ると伝えておけば『実際は死後なのに急変したと言われる事もなく無駄に慌てる必要もありません』

3年前の前橋は年間火葬数3,500件ほどでしたが、2022年3月では5,000件近くまで増加して、かつてのように朝一火葬なら前日でも予約できる状況でなく4日間予約が取れないのは普通になってますから友引が入ると5分違いで2日間予約が遅れる事になれば安置費用にも違いが出ます。

うちの千明ちぎらの叔父さんが千葉県で亡くなった際、安置が1週間取れないと言われ1日5万円×7日間で安置だけで35万円請求されたのですから馬鹿にならない金額です。

「1」安置予約状況は印刷物で確認させて貰う
「2」安置費用の詳細はしっかり確認する(ドライアイス使用量等)
「3」逝去後なら家族は行かず葬儀屋に任せる
「4」事前相談でしっかり確認と対策しておく

だから、逝去後でなく存命中に事前相談しておくべきなのです。

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