1週間で3件の検視

我想う支援日誌
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検視けんしとは警察の捜査一課が入り事故や事件の可能性がある死体を調べること、警視庁は専属医が巡廻で検視しますが、他の県では各警察署が依頼した医師が死亡診断すること、言い方を換えれば『逝去の予想をして無かった死体』とも言えます。

今日の前橋は晴れてますが冷たい強風ですから、長野や新潟方面は吹雪いてるかもしれません。だからでしょうか1週間に3件の検視死体で1件は警察署の冷蔵庫で保管されてる状態、2件は自宅と施設での引渡しとなりましたけど1週間で3件は多過ぎです。

検案書は全て『心疾患の疑い』の文字が記載されているので心筋梗塞など突然の心臓停止、これも急激な寒さのせいでしょうか――、老人がおられる家庭はより注意や配慮をされると良いでしょう。

検案書とは
病院、施設、或いは自宅で掛り付けの医師が死亡診断をした場合は「死亡診断書」と呼ばれますが、警察が介入した場合のみ全く同じ書類でも「死体検案書」と呼ばれ、警視庁管内なら時間は掛かりますが無料、前橋の場合は心肺停止後、まだ体温があるは状態で救急車に乗せて貰え且つ搬送が大学病院なら15,000円、日赤病院25,000、警察依頼の医師は35,000円~50000円ほどの検視費用が掛かります

心筋梗塞など突然の心肺停止で注意して欲しいのは『夜間のトイレ』『夜間の台所』など布団から出た直後で布団内は33℃くらいが睡眠に最適と言われますからトイレや台所が0℃なら33℃差があり、逆に寒い所から戻っていきなり42℃の風呂に入れば外気温差は40℃にもなります。

年末年始は火葬場が休みなだけでなく医療関係も休日になるし、近所に個人医院の主治医がいたとしても4日まで休みなどありますので、自宅介護で年末年始を迎える方は『もし年末年始に逝去したら』の想定で主治医や訪問看護の人達に確認しておけば、万が一があっても慌てずに済むでしょう。

検案書対応のご遺体は昨日1件、本日1件違う地域の斎場で火葬できましたが、25日以降になると予約も取り難い状況になるでしょうから利用予定の葬儀社の担当者とも打合せしておきましょう。

ちょっと気になるのは以前ブログにも書きましたが、検視3件のうち2件は2024年4月1日から義務化される不動産名義変更が必要な家族、うち1件は墓閉じも必要な家族でした。

不動産名義変更と墓閉じの相談

まずは依頼する葬儀社の担当者に聞いてみては如何でしょうか?
2024年4月1日なら1年半後ですから、一定数施行する葬儀社なら「不動産名義変更」や「墓閉じ」の話題は利用者数の中から結構な確率で出ているはずです。

当方が特別かもしれませんが「葬祭費」「未払い年金・遺族年金」「故人名義口座対策」「各引落し対策」「故人名義自動車・電話等の対処方法」のアドバイスは全利用者、不動産名義変更と墓閉じ相談も利用者の半数ほどいます。

担当者が登記できるだけの知識は無くても利用家族からの報告や相談は受けてるでしょうし、墓閉じに関しては相当数あるはずですから、2022年12月時点でも不動産相続名義変更や墓閉じの知識が無いとしたら、よほど暇な葬儀社か自分達の利益しか考えてない頼りに成らない担当です。

登記できる専門家で相談するなら「司法書士」と「家屋調査士」、通常案件なら弁護士への相談は不要、税理士も手続きはできません。料金は司法書士組合等で規定料金はありますが、中には低価格で引き受けてくれる所もあるようです。

「結論」
ただ名義変更手続きは面倒ですが難しくはありませんので、法務局に何度か通うつもりになれば、大抵の人ならできるレベル、家族が続く限り何度でも起こる問題ですから、とにかく頑張ってみるのが最善、次回は楽になるし3回も名変する機会があれば人に教えられるでしょう。

「あんしんサポート住所・群馬県前橋市西片貝町四丁目22番地8」が正式登記ですから、群馬県前橋市西片貝町4-22-8では駄目で登記通りに記載しない返却となり面倒なのが法務局、この点だけはしっかり理解して行きましょう。


自分で行う利点は2つ「費用面」は例えば土地と建物の評価額合計1千万円の場合、4/1000=4万円+役所証明書類数千円で名義変更できますから、最低でも5万円~10万円は節約でき、2つ目として上記のように最初は大変ですが次回から楽になるはずです。

「賢い墓閉じ」
賢い墓閉じページ を参考にされると良いでしょう。

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