必須項目 & 安くする & 納棺安置一択

我想う支援日誌
この記事は約4分で読めます。

人が逝去した際に使用する項目の要不要は価値観・信仰・財布事情等により変化するが、17年間支援活動を担当し現行の葬式で使用する殆どは要らない、必要なのは「死亡診断書と届出」「棺」「安置」「保冷剤」「搬送手段」「骨壺」「労働力」じゃねぇかなぁ。

法律と利用する火葬場の決まりは厳守、それと各々に必要な各種手続きを全て正確に教えてくれる所はない(行政の窓口でも駄目)から、それが大事なのは葬式経験者なら納得するだろう。

とにかく費用を抑えたい家族なら、流行らなかったけど全て自分で行う「DIY葬」もあり、上記項目の入手方法を試しに調べてみると楽天なら条件はあるけど揃いそうです。

・死亡診断書(医師又は歯科医師以外は書けず病院は¥7,000位~)
・6尺棺(合板平棺) ¥28,000(早くて3日後到着)
・7寸骨壺(銀貼箱付)¥5,940(翌日or翌々日到着)
・ドライアイス15kg  ¥7,150(翌日or翌々日到着、最低1日は別途保冷剤が必要)

・安置は自宅で可能
・火葬場への棺搬送は2mの空間が取れる車なら運べますが、病院から自宅への搬送手順を考えると、、
・棺が乗せられる車両レンタルすると6時間で¥20,000ほどでしょうか、、
※全て自分達家族で行った場合の最低費用は¥70,000円くらい覚悟すれば済むと思う。

50年前は主流だった平棺、現在は山型フタ付布棺が主流なので、火葬場では他家と違って違和感があるかもしれません
白7寸骨壺と銀貼箱(東日本サイズ)
ドライアイス15kg(2.5kg×6本)
頭部2本、下腹部・腹部・胸部で4本
病院からの搬送手順

① 事前に家族で運びたい旨を病院等に伝え了解を得ておく
② 事前に毛布・シーツ等を用意して病院に渡し逝去時は故人の身体下にひいて貰う
③ 病院のストレッチャーを借りて敷布のまま搬出口まで移動
④ 死亡診断書を受け取る(記載内容は要確認)コピーを取っておく事
⑤ 寝たまま運べるサイズの車に乗せる最低男性2名必要
⑥ 自宅で納棺安置した後、必要箇所にドライアイスを当てフタを閉じる
⑦ 火葬予約から火葬までの流れは役所に相談すれば教えてくれるでしょう

DIY葬が流行らないのは多分、思ってるより大変だからじゃないかな、死体は想像以上に重く、病院を出たあとの積み下ろしが大変、安置しても口閉じが出来ない、線香具の準備、火葬場と役所での諸手続きなど全てに於いて慣れてないから大変だと思う。

ワォー、なんてこったい、、本題を書き出す前に頭に浮かんだDIY葬だけで結構な文字数じゃねぇ? 今回は1項目だけ書いて後は次回以降に書かせて頂きます。タイトル変更だわ、、トホホ…(*_*;

『布団安置しない(納棺安置一択の理由)
設立から10年間は布団安置、しかし経験と比例して疑問が強くなり熟慮した結果『納棺安置一択』となった理由、死亡時刻~24時間以内火葬禁止の法律がある限り安置48時間は絶対条件、予約が取れず48時間以降の火葬も当たり前にあり、葬儀屋によっては平気で3~4日間安置をする。

故人は血液の流れが止まり腐敗し易いので温められず、布団に安置するなら腹部全体、後頭部も冷却する必要がありますが、そもそも布団とは綿花の隙間の空気を温める事で暖を取る寝具なので、ドライアイスの使用量は納棺安置の倍以上に増えます。

同時に安置する部屋も可能な限り冷やし続け電気代は増え、部屋の襖等は結露で開閉できなくなり、家族も含め弔問に来た人達が部屋に長時間いるのは寒くて不可能、頭部冷却せず稀に故人の顔が黒ずんだりもあるなど、メリットは殆ど思い当たりませんがデメリットが多い安置方法です。

納棺安置は棺内も冷却するので使用量は減り、部屋は通常温度に設定できるので棺の横で数時間過ごしても問題なく、一番肝心な死体保全も容易でメリットが多いです。

この当たりは理解しているのか納棺安置一択にして以降、一度も疑問の言葉を聞いた事はありません。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

コメント