「3」葬式の最低条件と決意

我想う支援日誌
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前々回「1」火葬場の料金も掛かります、火葬料金・納骨遺骨処理にも費用が掛かると確認しました
前回「2」終幕前費用と宗教儀式、逝去前の入院等の費用、宗教者謝礼も高額であると確認しました
前回「2」葬式発生する前に檀家を抜けたり・墓を閉じる必要があると確認しました
前回「2」家族の希望に沿える葬儀屋を探して入会手続き等しておく事も確認しました

以上の前段を全て解決できれば、あとは葬式が発生した時の実践編、その時点で使える『予算』により『遺骨処理』『宗教儀式の有無』『使用する葬具・不要な葬具』は全て変更可能、地域の中で『骨壺に納まれる最低料金さえ準備出来れば問題ない』ので余分な心配は必要はありません。

最低限の葬式内容と費用を調べる

下記10項目は骨壺に納まる為の最低条件、1つでも欠ければ追加発生しますので利用プランの中に必ず含まれている必要があります。含まれない項目は追加した際の料金で検討しましよう。

超大事! 最低限必要な項目

① 病院・施設等へのお迎え搬送(搬送シート・走行距離による料金確認)
② 最低48時間の安置(死後24時間以内火葬できません・追加1日毎に加算される料金確認)
③ 安置48時間の保冷剤(死体冷蔵庫)(追加1日毎に加算される料金確認
④ 6尺棺一式(棺+棺用布団一式)(身長180cmなら問題ない・棺の種類は問わない)
⑤ 火葬予約・死亡届出代行(死亡届出書コピー1枚)
⑥ 安置所~火葬場まで棺搬送(走行距離による料金確認)
⑦ 火葬場での案内スタッフ
⑧ 地域毎に必要な骨壺一式(関東7寸・関西2~4寸)
⑨ 全行程の人件費
⑩ 上記総額に対する消費税10%

利用する火葬場の火葬料(無料~10万円強まである)
⑫ 火葬場によっては待合室使用料+清掃員

必須12項目は言い換えれば上記以外は無くても問題ない項目、例えば「遺影」「白装束」「読経」「戒名」「位牌」「生花」「供物類」「火葬中の食事」等々は無くても全く問題ありません。

そこは直葬・家族葬などの葬式形態も含めて葬式発生した時点の財布事情により決定すれば良く、12項目以外で希望する項目があればいくらでも追加はできます。

参考までに――、

大黒柱だった生前の故人が最もする不安と心配は『残る家族の生活』これが圧倒的多数だから、あんしんサポート葬儀支援センターの主目的は必然的に『残る家族の生活が守れる葬式施行』となります。

依って葬式の最終確認は家族より低料金プランを勧める事も多く、打ち合わせで「供養ですから」「一般的には」などの言葉で追加させた経験は一度もありません。

家族が周囲の人達の言葉で冷静さを失ってると思えば「もし故人が生きてたら何て言う?」と生前に聞いてる故人の思いを語りさとす事さえあります。

事前相談で語ってた故人の思いを実践するなら、周囲の無責任発言に惑わされ暴走気味の家族に故人の遺志をしっかり伝え、家族の生活が守れる葬式の提案は当然、その意味では業者の発言内容を聞くだけで本気で家族の事を考えてるか、戯言で儲けたいか分かるはずです。

言うはやすし行うはがた

『残る家族の生活が守れる葬式施行』言うのは簡単「心のこもったお葬式」とか「家族目線のお葬式」などの言葉は何処の葬儀屋でも使っている現実を見れば一目瞭然、しかしその発言を実践してる葬儀屋は殆どないはず、と言うか出来ないはず――、その理由は次の通りです。

『残る家族の生活が守れる葬式施行』とは、諸事情で財布事情が厳しい家族も例外でなく、超低料金・高品質の設定でなければ対象者からすれば「嘘」と思われても仕方ありません。

また超低料金で高品質な施行の実現は、皆さんが思う以上に大きなリスクを背負い続ける覚悟が無ければ成し得ず、具体的には最低限の人数で365日・24時間対応・超低報酬で支援し続ける覚悟が必須であり、労働基準法に抵触させない為には法人役員のみで行うしかありません。

次回あんしんサポートで『実践している自由葬例』です

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