過度なインフレは年金世帯に大打撃

我想う支援日誌
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最近の葬式施行では当方プランが利益は無く赤字すらあると分るからでしょうか、「続けられなくなったら困るからもう少し値上げしても大丈夫ですよ」と言われる回数が急激に増えてる感があります。

本日火葬後A4コピー紙を買いに行くと白さ85%用紙358円が428円と120%値上げ、そこで白さ75%の用紙に変更して原価を抑えましたが、原油高騰から電気代も120%ほどの値上げで、円安の影響もあって葬具類も搬送シートや小物が値上がりし始めましたので原価率は上昇します。

円安は輸出企業にとっては良い傾向、輸入企業は利益減となる訳でデフレよりインフレのほうが経済は活性化するだろうとは思いますが、全ての物価が上がる傾向になる為、収入も比例して上がらないと生活は苦しくなります。

年金受給者が誰でも感じているのは『実質年金は毎年下がり続けてる』という現実、インフレが進んでも年金が増える根拠は皆無ですから年金生活者の暮らしはより大変になるわけです。

『死後費用の心配をせず生きられる世の中』であり『残る家族の生活が守れる葬式』が可能で『誰が見ても違和感の無い内容で』且つ『家族が最後まで温かく送れる葬式の施行』を目指して15年活動を続け会員さんの生活を守る立ち位置からも可能な限り料金値上げはしたくないのです。

2014年4月1日から消費税が8%引き上げになった際は、便乗値上げとしか思えない値上げラッシュで5万円火葬支援パックの継続が出来なくなった経緯があります。

そもそもNPO法人としての支援目的主軸が、国保からの葬祭費5万円だけで火葬できれば仮に一銭も無くても死後費用の心配をしながら最後の時を過ごす必要が無くなる事でした。

余生の過ごし方ならいざ知らず、自分が死んだ後の処理費用の心配をしながら生きる――、自分がその立場だったらと考えると切な過ぎる終幕に思えるのです。

せめて『色々あったけど最後は何の心配もせず良い人生だった』と思いながらの終幕を迎えて欲しいと思うし、明日は我が身だと思うと是が非でも成し遂げねば成らない目標だったからか、紆余曲折しながらも3年後に完成を迎えることができました。

今は火葬予約や前橋周辺地域という普通の条件下なら追加一切不要の69,000円+税=75,900円で骨壺に納まる事ができるので、5万円の葬祭費の他、終幕を迎えるまでの間に何とか25,900円を確保しておいてください。ということになります。

コロナ騒ぎは一段落するだろうけど2022年後半より2023年のほうがインフレは進むでしょから2023年が正念場だろうと思う。会員さんの多くは値上しても大丈夫だと言ってくれますが本当に厳しい家族もいるのです。かといってお宅は特別ですよ――、という訳にはいきません。

予想以上の原価値上げや電気水道光熱費の値上げがあれば、料金改定も止む負え得ないのですが何処まで踏ん張れるかの岐路に差し掛かってる感はあります。

かといって葬儀社に多い「安置」「保冷剤」を含まないなど『必須項目を外した低料金設定で追加必須の詐欺プラン』は商道からしても外道で商売屋に生まれ、自身も30数年経営者として生きた人間に言わせれば詐欺と言われても当然の設定で論外、自分の信用を無くすのは確実な道を歩く気はありません。

最後に人が生を受ければ100%の確率で死ぬわけで、生きてる間は「所得税」「消費税」「固定資産税」「市県民税」など様々な名目で税金を払ってきた国民なのに『なぜ行政は最低限の死後費用を福祉として捉えないのでしょうか?』

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