年末・年始の逝去対策

我想う支援日誌
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2025年もあと20日余り、千明に言わせると「つい先日おせちを食べたばかりなのに――、」だそうですが、家族に高齢者や病床者を抱える方は年末年始の斎場稼働日を把握しておき、必要であれば依頼する葬儀屋の状況や、もしもの場合の流れを確認しておきましょう。

絶対に受けてくれる葬儀屋を決めておく

通常なら葬儀屋が依頼を断ることは無いでしょうが、年末年始は休日の葬儀屋もあるので、確実に受けてくれる葬儀屋と確約しておくべきです。あんしんサポート葬儀支援センターは完全会員制ですから、事前入会されて当方施行条件に合致していれば必ず受けますが非会員は受けません。

また葬式内容を依頼先葬儀屋が承知していれば、逝去連絡直後に火葬予約できますが、葬式内容が決まってないと予約はできませんので、数分の差で火葬予約が1日、2日延びるのは珍しくありません。

利用する斎場(火葬場)の営業日確認

前橋斎場の2025~2026年の年末年始、休場は12月23友引日・29日友引・1月1日・2日年始休場4日友引10日友引ですが、斎場により31日年末休場が休みもあれば、1月1~3日が休場の斎場は、2026年は1月4日が友引なので4日間連続休場となりますので、利用する斎場の稼働日はホームページ等で確認しておきましょう。

また混雑状況は人口・火葬炉数により異なりますが、前橋を例にすると25日逝去が年内に火葬できるリミットの場合、26日逝去は最短で8日後の1月3日(4日友引休場)か5日まで火葬できません。

費用は正確に確認しておく

葬儀屋施設を利用した場合、安置料+ドライアイス代で1日1万円~5万円程度までありますので、施設安置と自宅安置、双方の費用を正確に確認しておかれると良いでしょう。場合によっては「自宅安置」と「施設安置」を併用すれば費用が抑えられる事もあります。

当方千明ちぎらの叔父さんが亡くなった3年前、千葉県柏市の葬儀屋でしたが1週間火葬予約が出来ず、安置1日5万円と安置料金だけで35万円+直葬プランの支払いは75万円、それも正月でなく通常月のことですから、プラン料金だけでなく付帯する費用もしっかり確認しましょう。

カラオケのような正月料金を設定する葬儀屋もあり得ますので、利用予定の葬儀屋で正確な料金を事前に把握しておくことです。「まだ死なないと思ってた」は自身の怠慢さを強調するだけです。

年明けの結婚式

時々聞かれる言葉で「年明けに予定してる子供の結婚式は延期すべきですか?」、宗教的にはどうか分かりませんけど個人的には「問題ないですよ」と言ってます。

結婚式は事前に予約、印刷、送付され、相手先も予定を立て、結婚式場もキャンセル料の発生など、様々な人達に迷惑も費用も掛かりますから、予定通りで問題ありません。もし故人が生きてたら「結婚式は延期しろって言いますか?」熱心な信仰の中で否定してない限り言わんでしょ。

もっと言えば宗教者・葬式評論家が何と言おうが関係ありません。もしこの程度の事でたたられるとしたら、僕は何十回。何百回と祟られてるはずですが、一度も祟られた事はありませんから大丈夫です。

自宅療養は要注意

死亡診断書が無ければ何ひとつできず記入は「医師」又は「歯科医師」以外は出来ませんから、年末年始の逝去も想定される家族は、事前に死亡診断書を書いてくれる医師の確約が絶対条件、総合病院の大半は死亡診断書を書きに自宅に来てくれませんし、個人医は海外旅行なんて事もあります。

そのような場合は警察に電話して、状況を説明した上で検視して貰うのも一考な気がします。ただ警察が介入すると死亡診断書を書いて貰うだけで前橋の場合¥35,000~¥70,000(依頼した医師により変化)掛かります。(病院、施設での死亡なら¥7,000前後)

総合病院の医者の中には「もしもの時は救急車を呼んでください」と言う医師もいるようですが、身体が冷たくなっていたら救急車は乗せてくれず、隊員から所轄警察に連絡が行き警察介入、死体の状況によっては警察に運び検査したり全裸で警察内の冷蔵庫で保管される事もあります。

不安なら短期入院、入所を相談されると良いでしょう。相談するならケアーマネージャーか地域包括支援センターなら敷居は高くないでしよう。

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