⑤ 墓(遺骨)の対処と問題

我想う支援日誌
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2008年の設立時から独居老人の増加で墓閉じが増える事、散骨で何も残さない人達が増えるのは確実と考えたが、当時は海の散骨ばかりで僕自身水が嫌いな事もあって山林自然散骨も必要と考えた。

事実2010年厚生労働省の調べで独居老人が500万世帯(2021年現在700万世帯を超えてます)と増え続ける中、2010年には自社散骨場を取得し山林自然散骨を開始。

散骨開始から10年以上が経過した2021年現在、予想を上回るペースで墓閉じと散骨は増え続け墓を持たない家族は珍しくない時代になりました。

何百もの墓の内部を見てきた人間として不思議に思うのは、墓の外観は黒御影くろみかげ石で綺麗だし豪華な墓もありますがカロート内部は真っ暗、多湿、虫が這ってるのですから虫が嫌いなのもあって「こんな所に絶対入りたくねぇ」が本心、上っ面より内部を綺麗で過ごし易く造らない現実が理解に苦しむ。

また自宅以外なら、いつか墓参りは行けなくなるし、年金支給額は確実に減り続けるし、少子化ゆえの核家族に適した遺骨供養(処理)を熟慮した結果 『粉骨にして一部を自宅で手元供養が最善』 との結論に至ったわけです。

これなら墓参りに行く必要もなく、いつでも手を合わせられ、故人ゆかりの場所や親の墓に撒くこともでき、最後は全て散骨して貰えば自身の死後不安もありません。

この点に関して言えば、東日本は7寸骨壺に全拾骨が普通でも、西日本は4寸骨壺に一部拾骨が普通ですから粉骨した一部を手元で供養するのは決して特別なことではありません。

事前相談では「墓閉じする予定があるなら現役中にすべし」と伝えてます。現役中なら収入があるから比較的墓閉じは容易です。

墓閉じ費用は墓所内の墓の建ってる場所、墓の規模、石の使用量、納骨してある遺骨の処理費用、更に仏式なら閉眼供養の謝礼の合計額で決まります。お勧めの流れは墓閉じで確認してください。

当方で家族葬する場合「税込165.000円、読経、戒名を含め追加不要」ですが、一般葬儀社なら宗教者謝礼が居士大姉戒名付き50万円、葬儀社が50万円でも最低100万円以上は掛かります。

うちの場合、家族葬+墓閉じ費用を含めても、一般葬儀社で行う家族葬費用の半額で納まるためか同時に進める家族が多いです。

ただ墓閉じした家族は遺骨保管する場所はありませんから、墓参りしたい家族用に専用永代供養墓を建立してあります(一番多くお手伝いして貰ってる寺墓所に建立)

無信仰法人があえて寺に建立したのは、もしも、あんしんサポートの存在が無くなったとしても墓が守れるよう次世代の住職がいる寺の墓所に建立、但し檀家には成らず寺への寄付等は一切ありません。

年間1家族2.000円振込料込(遺骨数不問)で最長永代供養と呼ばれる三十三回忌まで預かり可能、その後は当方散骨場に散骨(無料)か手元供養の場合(墓出し費用5.000円)ですから葬式は勿論、遺骨供養と処理の最後まで心配不要です。

また墓は所有者にもよりますが、費用が掛り続ける事も含め子供達の足枷でしかありませんが、少量の粉骨を手元供養すれば、いつでも、何処へでも持って行けて費用も掛からず時代の流れに沿った遺骨供養と言えるでしょう。

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