だから胡散臭い「建前と本音」

我想う支援日誌
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今回の話題は僕でなく、葬儀支援センター設立前の8年間大手葬儀社に勤務してた千明ちぎらの経験と話しを元にしたものです。

結婚式場の介添かいぞえ人募集に応募、採用されると研修があり仕事は葬式会員を増やす営業だったというのだから、この段階で胡散臭いと気付けよと言いたくなるが純朴でじゅんぼく素直な人間なのだろう。

営業は会員募集専門、葬式打合せには顔を出させず、葬式には顔を出すが、集金は同席させず、施行担当者も集金させず、これは値引きやサービス交渉のし難い初めて見る人に集金専門員に集金させ値引きさせない為だろう。

営業は売上を上げる事だけ考え、施行担当者は指示された内容だけの施行をし、集金は専門職が行い、支払い出来ないと分ればローンを組み事故防止する。人情が絡まず、融通を利かせないよう考えられたシステムだが、同時に利用する家族目線から掛け離れた手法とも言える。

社内では毎月売上の多い人が表彰され称賛され、家族の事情を考えてしまうタイプの社員は会社の意に沿わない発言になるせいか左遷されることもあるという。

されどこの現実は決して珍しくなく、一般企業であれば極々普通にある現実と思うし聞いて驚くような事は全く無いのが本音です。

問題は建前と本音が違い過ぎる事で社外の一般には『家族の為』『故人の為』挙句の果てに超高額にも関わらず、能力に乏しい営業は『安い』『会員半額』『他の葬儀社も変わらない』など安さを前面に出した営業だから、集金時に嘘だ、詐欺だと言われるのです。

何故になにゆえ『高い』を隠すのか誤魔化そうとするのか理解できない。対象とする利用者が納得する付加価値があれば良いだけの事、自社の対象外の人達まで利用させようとする欲深さが結果として信用を無くす事に繋がってるのでは――、

かつて経営してた美容室のカット料金は30年前としては高く4.000円+税でしたが、打合せに時間を掛け、カット時間も下手に短縮させず、カット部位毎に確認しながら切り過ぎに注意させ、利用者から見て失敗の少ない対策を実施してました。

またカットカラーは8,000円で安くありませんが、滞在時間は3時間に及ぶ為、カラー塗布とふ後の待ち時間40分は冷凍食の軽食(焼おにぎり・スパゲティ・鯛焼き・ピラフ等)と飲物(ホットかアイスのコーヒー・紅茶、お茶、子供はジュース)をチンして専用の盆でお手拭きを添えて無料提供、原価で言えば150円にも満たないでしょうが、待機時間は専用ブースで好きな雑誌を見ながら、飲食する優雅な時間提供が他では無いサービスであり付加価値で利用数増加に貢献したメニューでした。

『高い』『安い』は利用者が感じる価値感と対価で評価されるもの、ところが現状は葬儀社が勝手に考えた付加価値を利用者に押し付けるものが多く、リムジンの霊柩車に乗せたいと希望する家族がどれだけいるでしょう。出棺時に女性スタッフ数人で頭を下げる事を望む家族は多いのでしょうか――、ってゆーかそれを付加価値と感じるでしょうか。

本当に余裕の無い家族が「直葬」一択のように、家族や故人が望んだ事を全て叶えてくれる葬儀社なら、余裕のある家族は一択で決まるのではないでしょうか。

先日、当社クチコミ(google)に「クチコミを見る方が特に気になるのは料金のことだと思いますが」と書いてましたが、この価値観の土俵に上がらない事業形態もありです。

当社は黒子に徹した家族一色の葬式を実現します
・ご家族の想いを全て実現させた葬式を施行します
・当社スタッフは前面に出ず黒子に徹し家族の補佐に徹します
・病院から全国何処でも故人の思い出の場所にも行きましょう
・カラオケ好きならカラオケ大会も開きましょう
・思い出の地を巡る葬式も実現しましょう
・どんな形式、内容でも故人と家族の想いを形にします
・他の葬儀社では出来ない事でも全て叶えます。
・後で後悔しないよう全ての希望を伝えてください。
必ず成し遂げてみせます。 〇〇葬儀社代表 〇〇□□

例えばの一例ですが、余裕のある家族なら「他では出来ない希望が叶う」の付加価値は少なくとも「高かった」と言われることはないでしょう。

解り易く言うと大手葬儀社も含め現行で行われてるサービス(付加価値)は利用者にとって支払う料金に満たない価値観だから「高い」「高過ぎる」と評価されるのです。

とすれば『安いと評価される葬儀社は支払い額より価値観が大きい』ということ、単純に金額だけが安くても「金額に見合った内容」だと思えば他人に紹介などしません。

建前と本音、異にする事の無い事業展開ならメッキも剥がれずに済むのですが・・・

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