》なぜ、こんなに豪華なのですか?

我想う支援日誌
この記事は約4分で読めます。

》なぜ、棺がこんなに安いのですか?
》なぜ、死後の手続きに詳しいんですか?
》なぜ、棺用生花がこんなに量があるの?
》なぜ、追加が出ないのですか?
》なぜ、たった2人で続けているのですか?

》なぜ、式場祭壇が飾ってあるのですか?
》なぜ、前橋市にしか存在しないのですか?
》なぜ、非会員の依頼は受けないのですか?
》なぜ、宣伝しないのですか?
》なぜ、寺への布施も安いのですか?
》なぜ、墓閉じ、墓誌彫り費用が安いの?

》なぜ、こんなに豪華なのですか?

》なぜ、こんなに豪華なのですか?

なぜ、式場祭壇が飾ってあるのですか? 』でも書きましたが、残る家族には最後まで温かい心で送って欲しいからです。

式場祭壇に飾る供物のように家族など会葬者の目にしか触れないものなら質素な粗悪品でも構わないのですが家族は寂しいより故人に対して申し訳なく感じるからの対応です。

しかし葬式に使用する葬具の中には火葬場で他人の目に触れる物、死体管理上使いたい物もあります。前回も書きましたが、葬儀社は安かろう悪かろうとは限らず、施行料金が高くても質素な葬具を使う葬儀社もあれば、当方のような考え方もあります。

『必須品は誰が見ても違和感無い物、不要な物は外すのが、あんしんサポートの基本』

「違和感のない物」「死体管理等で使いたい物」「無駄な物」の一例を書いてみます。

『山型フタ付6尺白布棺』
誰が見ても違和感無い物の代表はひつぎ、昔は平棺ひらかんと呼ばれる白木合板で平らなフタの棺に石で釘を打った記憶のある人もおられるでしょうが、今では余り見ない棺のため違和感があり、布棺でも平らなフタの棺も同様に質素な印象を受けます。

燃やす物ですから何でも構わないのですが、家族が安っぽいと思ってしまうと火葬場等で他人の目に触れる度に気になるものです。

納棺状態を見た家族から「こんなに豪華な棺に入れて貰えると思いませんでした」と言われる事があり、初めの頃は意味不明でしたが、葬儀社は棺を三択させ当方使用の棺は10万円、15万円の価格設定がしてある葬儀社が多いと分り納得、そこで単価表に価格を19.000円+税と明記しています。

『安定枕付搬送シート』
死体管理で言えば、死体頭部がスッポリ入る造りの安定枕は搬送中に頭部が揺れません。また棺に納めた際にも豪華な印象になり頸動脈やあごにドライアイスを当てる必要がある際も安定します。

棺には『敷布団』『掛布団』『枕』『杖』のセット使用で枕はあるのですが小さな安っぽい枕の為、搬送時の頭部は安定せずドライアイスも安定しません。また夏場や暖かい部屋の安置は頭部腐敗で顔が黒ずむのを避ける為後頭部に保冷剤を当てますが安定枕なら保冷剤(ドライ等)がV字形になり頭部を正確に冷やしてくれ顔の黒ずみを防げます。

セットの枕は安定枕の下に置き故人の頭部を高くし口を閉じ易くするために使用します。

祭壇の供物や白布棺は低料金でも豪華に見える事で家族の心を温かく保つ手段として、死体管理する上で必要なものは責任上省くことはできません。

『毎日入れ替えるドライアイス』
無駄な物の代表がドライアスの入れ替えと置く位置、まずドライアイスは腐敗可能性の高い部位を凍結させ腐敗を防ぐ物と認識してください。

凍結させない為に綿花で包んで置く――、この葬儀屋文章はあり得ない事で腹部と下腹部の凍結は絶対条件、次いで夏場や暖かい部屋なら頭部下に置き脳の腐敗防止、あとは死体の状態により必要な箇所を凍結する為に使用します。

ドライアイスは2kg、2.5㎏の塊で死後直後は体温もあり減りは早いですが、一旦凍結すれば解凍にも時間が掛かるため使用量は減らせます。普通体形の故人で普通の安置であれば翌々日までの安置なら10㎏(4~5本)1回で充分、安置翌日の取り換えは不要で「取り替え」なる言葉は無用、ドライアイスは小さくなってもドライアイスですから補充はあっても取り替える必要はありません。

ドライアイスは当てるより外すタイミングが大事、火葬時に凍結してたら時間が掛かりますから、火葬に合せて解凍できる時間に外します。

葬儀屋に於いて葬式内容より死体管理が最重要課題、残る家族の生活や心を優先するために必要な物を使用してますが、低料金だから質素だろうと思う家族には豪華に見えるのでしょう。

再度言いますが『高額な葬儀社だから高品質で豪華だと思ったら大間違い』利用する葬儀社の料金が高くても、安くても実際に使用する葬具をひとつひとつ確認しない限り後悔に繋がると知りましょう。

使用する物の品質に自信がある葬儀社なら、使用する全ての項目を写真紹介し、料金面でも自信があれば単価も明記できます。それが出来ないのは、自信が無いからで間違いありません。

コメント