「霊柩車ドライブ」復活できたら――、

我想う支援日誌
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前回『だから胡散臭い「建前と本音」』を書いて自社で霊柩車を所持した時から忙しくなるまで数年間実施してた『霊柩車ドライブ』を懐かしく思い出しました。

霊柩車でスカイツリー見物
2013.3月幼馴染みの父親逝去、あんしん館に安置すると家が隣だった友人だけに昔話が出る。故人は東武電車の車掌だったからか、1年前に完成したスカイツリーを見に行くのを楽しみにしていたと聞かされた。家族親族が帰ると「これから小父さん乗せてスカイツリー見に行くぞ」と言う。

友人「えっ、本当に行くの!?」
武井「小父さんには最後のチャンスだから一旦家に戻って準備しとけよ」
武井「夜9時出発なら12時消灯まで充分時間はあるし渋滞も無いだろう」

幼馴染みと彼の従弟を乗せ21時出発、23時到着予定が幼馴染が大幅に遅刻で結局22時出発、関越道から首都高速の四ツ木近くで綺麗なスカイツリーが見え、あと数百メートルの所まで行くと午前0時で「パッ」と消灯・・・

武井「ほらみろお前が愚図愚図してるから消灯したじゃん」
友人「ごめん・・・」

それでもスカイツリー真下まで行き、駐停車禁止のスカイツリー入口歩道に霊柩車で乗り上げると、近くにいたガードマンらしき人が走ってきて「どうかされましたか?」と聞かれる。

霊柩車に故人が乗っており群馬県前橋市から見せにきた事情を説明、写真撮影すればすぐに移動させる旨を伝えると「分りました。慌てなくて大丈夫ですよ」と言ってくれ写真撮影した後、少し離れた所まで移動してツリーと霊柩車と記念撮影して帰ってきました。

他にも従姉が母親(叔母)を毎年連れて行ってたという埼玉県長瀞ながとろまで従弟2人も乗せて行ったり、入院中に「もうすぐ桜が咲くから見に行こう」と話してた故人を乗せ、桜並木を通って途中で駐車しての桜現物も数回あります。

病院から帰る途中で家の前での停車は数えきれず、良く散歩してたという高崎観音山に登ってから火葬場に行ったり、葬式前日、車で45分の距離にある他市の自宅団地まで棺を乗せて行き、近所の人達とお別れしたこともありました。

当時はさほど忙しく無かった事もあって全て無料、お金を貰う発想すらなく家族が喜んでくれるだけで満足してた。けど、依頼が倍々と増え続けてた時期でもあり1日2件、3件、4件と搬送すれば当然の如く忙しくなれば時間も取れずで、尚且つ無料だったから自然消滅したんだろうと思う。

霊柩車に故人と家族を乗せて思い出の地に行ったからってどうなるものではありませんが、経験則から家族の心が温かくなるのは間違いありません。他市や県外出身の故人もいますから『温かく送る葬式』だけを目指す我々と家族には必要な対応のひとつかもしれません。

我々の都合だけで有る無しでは不公平だし、ガソリンも高騰している今、距離と拘束時間により近場なら数千円、県内遠方で1万円~、都内程度の距離で数万円なら復活できるかな、希望する全家族に実施できる時間確保と僕の体力だろうなぁ。

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