なんでかなぁ、

我想う支援日誌
この記事は約5分で読めます。

非会員さんからの依頼電話

パソコンでも、スマホでも当支援センターのホームページを開けば『ご利用には事前入会が必要・逝去後の入会できません』の文字が最初に目に飛び込んでくると思うけど、それでも電話を掛けてくるのは黒の太文字が目に入らないのでしょうか?

それとも「葬儀屋が依頼を断ることなど絶対にない」と思い込んでるのかも、葬儀屋なら確かに初見依頼でも断ることはなく、初見依頼のほうが儲け易いかもしれませんが、そもそも当社は葬儀支援センターであって葬儀屋でなく、対象者も限定してますから安易に受けられません。

会員以外は受けないし、受けられない表示は5年以上前からで、受けない理由として、施工期間の中で後悔するのは事前相談してない人限定がひとつ、また加齢による体力的な問題で施行数を減らす対策として対象者を明確にして限定している事もあります。

受けられない筆頭は、何も情報の無い相手からの依頼を受けた場合、病院から搬送、安置後に「菩提寺の行う葬式は受けません」「寺に墓がある人は受けません」「一般葬は受けません」と言われたら、その想定をしてた家族は困り、なら事前に言ってくれたら良かったのに――、となるのは必須です。

だからホームぺージの冒頭に明記してあるにも拘わらず、逝去後の初見依頼は無くなりません。今月すでに4件と毎月4~5件はあり「これから入会します」と言われますが『事前相談で無ければ意味はありません』から、気を持たせることの無いよう速攻でお断わりしています。

葬式代行業の葬儀屋と当葬儀支援センターは理念・目的が全く違い、葬式の考え方も違いますから、もし葬儀屋に依頼したつもりの家族なら困惑するだろうし、理念や目的の詳細は知らなくても、例えば「家族葬」の相場は宗教者謝礼(居士大姉戒名)を含めれば150万円~200万円で施行される葬式が、同じ内容で17万円(税込)と明記されてれば普通の葬儀屋では無いくらい分かるでしょ。

余裕の無い家族でも過去の慣習の葬式をしてあげたい家族、無責任で喧しい親戚がいる家族なども無理せず施行できるよう、大赤字は重々承知で直葬料金の全国平均と言われる17万円設定、且つ使用品は誰が見ても違和感の無い葬具で、選択させて追加は一切なく、48時間以内であれば追加一切不要で豪華な祭壇の小式場で最大20名までの家族葬ができるのです。

ゆえに事前相談しても当支援センターの対象外なら入会は受けず、非会員依頼と合せると毎年50件~60件はお断わりしてます。ただ金銭面の問題は無くても、無信仰者を筆頭として葬式や宗教儀式に対する考え方が僕と同じ人達は受け入れている事から、医者を含めた医療関係者も多いのは事実です。

行政・病院・施設からの依頼のみ受けてます

葬式は非日常の事ですから洗脳された概念はあっても、葬式に精通熟知する家族はおらず、死後に考えるものと錯覚している人いるし、当支援センターは7年間広告宣伝もしておりませんので存在自体『知らなかった』も当然あり、余裕が無かったり、高齢者ならネットとは無縁の人達も沢山おられるはずです。

そんな人達が入院して逝去した場合、入院費や治療費の支払いで相談するのがソーシャルワーカーですから、家族の事情を最も正確に把握してる人物であるとの判断から、当方支援が必要な家族として担当者から直接連絡が入った場合限定で受けており、その姿勢は今も変わっておりません。

病院から電話ではありません

ただ先日、ある利用者から「病院から電話すれば受けてくれると言われたので電話しました」と言ってると、電話を受けた千明から言われた瞬間、意味不明で「ん!?」と思いましたが、当方が「病院からの電話は受ける」と言ったとすれば「病院の中から電話すれば」とも受け取れますので、今回は受けますがと釘を刺した上で依頼を受けた家族がいました。本日以降は受けませんので明言しておきます。

逝去後病院の中からの葬式依頼は病院指定の葬儀屋でもない限り普通ですから論外、当支援センターが受けるのは病院等のソーシャルワーカー・職員・医師・自治会・行政・警察・包括支援センター等からの直接依頼のみ受けているもので、菩提寺の行う葬式、菩提寺の墓に納骨などは無く、当方支援内容で問題の無い家族限定で受けてます。

但し、後見人からの初見依頼などは対象外、後見人なら当然対象者の事は事前に分ってますから、当方支援が必要な対象者かどうかも事前に分っているからです。

菩提寺の葬式を受けない理由

群馬県の場合、信士信女戒名での葬式30万円、居士大姉戒名での葬式40~80万円、院号付戒名での葬式80~100万円が布施(謝礼)の相場、墓に納骨するだけで10万円~戒名付き30万円と言われるらしく、10数万円の年金で生活する老人にとって、この金額は布施(施し)とは言えず「高過ぎる」からです。

寺の住職が価値があると思うのは勝手ですが、そんな価値は無いと思うのも家族の勝手ですから、菩提寺であろうと嫌なら依頼しなければ良く、それで文句を言うなら墓を閉じれば良いだけの事、だから墓閉じが増え続けてるのも事実です。

当方17万円の戒名付き家族葬は協力してくれる寺のお蔭と、赤字必須、年中無休、24時間体制、最低人員など利益より会員家族の思いを優先して無理矢理成立させてるもの、寺の利益の為にしている訳ではないからで、偉そうな事や話だけは立派でも最後に高額な請求をする寺は当支援センター理念に反するからです。

僧侶なら立派な人格があるわけではありません。当方のような場所は絶対に必要だと薄謝で協力してくれる心ある住職もおられますが、法話だけは偉そうな事を言っても、やってる事は自分の利益や生活優先で、檀家の事より寺の利益を優先する人の為に動く気など無いからです。

コメント