ブログを見て入会希望

我想う支援日誌
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あんしんサポート葬儀支援センター設立から9年後の2017年2人だけの運営でも年間施行270件(毎日葬式してる感覚)を超え「企業化するか」「弱者支援優先か」の分岐点を迎えたが、一般社員の増員は料金設定の大幅な引き上げになる試算にしか成りません。

一般社員は年中無休・24時間対応・超低報酬など労働基準法にも抵触、その結果として大幅な料金値上げになったら元々葬儀屋という商売がしたい訳ではありませんから葬儀支援を貫く覚悟を決めた。

葬儀屋からすれば贅沢な悩みだろうが、どうしたら施行数を減らせるかと考えた時、最大で最終課題だった布施と呼ぶには余りにも高額な30万円、50万円の謝礼を当然のように、余裕の無い家庭にも要求する菩提寺の葬式は一切受けないを実行する事で施行数を減らす方針を打ち出した。

正直、全体の90%近くを占める仏教葬の中でも一番多い菩提寺の葬式排除は、一歩間違えば存続できない可能性も考慮しましたが、長年懸念してきた高額過ぎる布施への苦言を呈す絶好の機会でありより、檀家の多くが思う本音を公言する良い機会になると考えた。

・高額な布施の菩提寺葬式は一切受けない(読経・戒名で5万円なら受ける)
・事前入会してる会員以外の依頼は受けない(病院・施設・公的立場からの直接依頼は受ける)
・一般葬は受けない(過去の経験則から当方対象者は一般葬は行わないとの判断)
・その他はパンフレット裏面に記載

「菩提寺の葬式を受けない」「会員以外の依頼は受けない」葬儀屋は日本に1軒もありませんので、もしかしたら支援活動が存続できない可能性も考えましたが『その程度の存在価値しか無かっただけの事』とキッパリ廃業すれば良いだけと腹を括ったのが62才の時でした。

ものはついでと当時アメーバブログに記事を書きブログ村に登録、アクセス数は常に1位でしたがコマーシャルの多さと使い勝手もあってサーバーネット上の家を借りて引越し、ホームぺージの制作がHTMLからWordPressへの変更期だった事も決断に拍車を掛けました。

もし70才になっても続けるとしたら施行数を半分以下に減らしておかないと、身体が持たないとの判断もありましたが、今月で71才を迎える今も夜中に起こされ、時には東京、埼玉まで走って徹夜になるとさすがにグッタリしますから『やっぱそうだよなぁ』と想定通りです。

「嘘」「戯言」は書かない

葬儀業界は「嘘」「建前論」「詐欺プラン」としか思えない内容が普通にあり、誰もが知る大手葬儀社がその代表的存在という異常な業界、僕の人生では初めて知る異常な業界です。

昨日も千明に見せられた動画は『7.5万円~12万円の広告宣伝の葬儀屋での支払いが136万円』という一般常識ではあり得ないでしょ!? ただ記事内容を見るといまいち理解できない点があるので『本当かなぁ』の疑問は残りますが、この程度の詐欺商法は実際にもゴロゴロあります。

最近各市に設置されてる大手葬儀社の小規模葬儀対象施設に依頼して懲りたと入会希望に来られた人の話しでは7.5万円の直葬が30数万円(前橋市)、また別の家族は34万円の家族葬は130万円(隣接市)だったそうですが、その程度の差なら葬儀業界では誰も驚きません。いかに異常な業界か分かるでしょ!?

理解できないのは高い、安いでなく「当社は高いけど料金以上の内容で後悔はさせません」と宣言すれば何の問題もないのだから、安く思わせなければ依頼されない程度の内容なのでしょうか?

当支援センターは基本完全会員制なので隣に葬儀屋が出来ても関係なく、葬儀屋が何をどうしようと無関心だけど、利用者は後悔を持越しそうな葬儀屋だけは避けて欲しいと思う。

誤解されないよう書いておくと、今回のブログは会員を募る事が目的ではありません。

パンフレットにゴチャゴチャ書いてある

制作してる僕自身もスッキリさせたいと思うけど、パンフレットの目的は利用者に必要な情報が全て記載されている事だから「各プラン内容」「含まれる項目」「料金」更には「追加発生条件と料金の詳細」「入会対象外」も分かるように書くとスッキリした書面になりません。

それもB3サイズ(364mm × 515mm)両面カラーでもやっと書ききれるほど情報量は多く、本来なら書く必要の無い使用葬具の単価(実際は単価の更に半額で提供)まで全て書いてあるのは、葬儀屋で使用する葬具の定価は個々の葬儀屋が設定した定価に過ぎないと伝える為です。

例えば「会員になれば定価20万円の棺を半額10万円で利用できます」と書いてあれば安いと錯覚するでしょうが、下記の当支援センター単価を見ても安いと思いますか?

『山型ふた付6尺白布棺』火葬場で良く見る主流の布棺ぬのかん、当社定価税込¥25,000の記載ですが、実際の提供価格はその半額となる¥12,500(¥11,364+税¥1,136)仕入価格より低い赤字提供ですから、あくまで参考価格として認識してください。

同質の棺は安い葬儀屋で5万円、多くは10万円前後、高い葬儀屋は27万円まで確認、勿論、単価だけで判断は出来ず、素晴らしい付加価値があれば例え10倍でも高くないと思う家族がいるかもしれませんので、我が家の価値観に合った葬儀屋を探すひとつの選択肢になればと掲載しているものです。

ブログ・ホームぺージを見ての入会希望が増えてる

あんしんサポートは8年間、ホームぺージ・懸垂幕・パンフレットで当支援センターの料金・内容の明示はしておりますが、別途広告宣伝はしておりませんので、入会希望者の90%以上は利用者からの紹介ですが、最近はブログ・ホームぺージを見て入会相談される方が増えてます。

またアクセス数も増えてきた要因のひとつは、菩提寺の葬式は一切受けないと宣言した事で葬儀屋だけでなく、寺への苦言もオブラートを掛ける必要が無くなった事により、僕と似たような考え方をされる方々には心強い情報発信になっているのかもしれません。

どんな綺麗ごとを並べても宗教なら寄付の要求、菩提寺なら高額な布施と寄付の要求、葬儀屋なら供養であるかの如く供物類や生花のセールス等が後から着いて来る所は、全て霊感商法でしかないと断言できるようになったのもあるようです。

本物の宗教が信者から功徳として寄付を巻き上げ上層部が贅沢するなどあり得ない。
本物の宗教者なら常識的に考えて経済的弱者に高額な布施を請求しないだろう。
家族目線の葬儀屋なら1時間の葬式で数十万円の供物や生花を売りつけません。

これが17年間、3千数百件の葬儀支援を現場で実践してきた葬儀支援センター代表としての本音、その意味ではSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の台頭は低費用で個人で情報発信できる時代への門戸を開いた立役者ですね。

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