和製英語かと思ってましたがネイティブ英語でも普通に使われる言葉のようです。
「Simple」とは簡単な、単純な、基本的な、地味な、凝って無いなどの意味があり、「is best」は最高です、最善です、最良です。この感覚は日本人も同様です。
シンプルな物は飽きが来ない、流行に左右されない、すたれない事から、サラリーマン時代に造った数百着のスーツとワイシャツは全て同じ形のイージーオーダーで生地だけ違ってました。当時は2着¥38,000にダブルなので各¥5,000程度の追加だったと記憶してます。
この傾向はファッションだけでなく全てと言っても過言ではないほど適応する言葉のようで、流行に左右されない様式は結論を言えば冠婚葬祭も同様です。
結婚式
日本に於ける結婚式の始まりは奈良時代、男性が女性の家へ通い3日目に女性の家族から「三日目餅」を振る舞われる儀式が起源とされており、三顧の礼が如く女性の家族に認めて貰う事であり、着飾ったり、神仏に誓ったりなどはありませんでした。
起業した美容業は35年前バブルだった事もあり、ホテルの結婚式は400万円が普通で憧れのような感覚があった事から、格下感覚の結婚式場は派手な「ゴンドラ登場」「ドライアイスの白煙で登場」などを売りにする今では馬鹿らしいと思う事をしていました。
結婚式の来賓の大半は親が呼んだ人達で新郎新婦は顔さえ知らない人達――、という意味不明なものであり、新郎の着付をしながら尋ねると「殆ど知らない人だけど費用は親が出すから、、」と答える人達ばかりでしたから『間違いなく景気が悪くなれば無くなる披露宴パターン』でした。
当時のレンタル料金も馬鹿げており色打掛1枚のレンタル料金が100万円何てのもあり、白ドレスで15万円~でしたから、白ドレスレンタル一式(着付・ヘアーセット・小物・靴全て付随)8万円という料金と写真だけの結婚式ができるスタジオも自社で開設しました。
結果として1件のホテルは総支配人と衝突したのをきっかけに撤退、そのホテルは現在前橋には存在しておりません。もう1件のホテルは常務が友人だったので不景気風を見越して『1万円会費制の結婚式』を始めるよう伝えましたが支配人達に阻まれ動かず数年後ホテルは人手に渡りました。
時代のトレンドは確かにありますが流行は必ず廃れるのですから、シンプルに返った発想が大事だと思うのですが、その時点では受け入れて貰えない事が多いです。
葬式も同様です
お金のある人達は分かりませんが、一般庶民は本当に近しい人達だけで土葬か火葬するのが葬式、宗教儀式はその後広がった慣例で全て自宅で行っていたもの、葬儀屋という商売は明治以降始まりましたが、葬儀屋が関わるようになってから派手になってきたようです。
50年前は自宅の葬式が当然で葬儀屋が施設を持つようになり経済成長もあって、より一層派手で豪華で高額な葬式になり、かつての結婚式同様の流れとなりましたが不景気が長引き、突然のコロナ感染で急展開したのが今の葬式、ところが家族葬でも儲けようと企むのが葬儀屋です。
かつてレンタル花輪が普通でしたが競争の原理で料金が低下すると生花に切り替え、続いて豪華にして料金値上げを安易にさせようと生花祭壇を流行らせたのが今の葬式です。
家族葬は安くなると思ってる人が大半ですが、実際は割高で200名の葬儀場で10名の家族葬をして150万円の請求という馬鹿らしい現実になってますが、50万円の布施費用、100万円の葬儀屋費用、、、祭壇に生花を一杯飾るのが供養でしょうか ? 供物を沢山飾るのが供養でしょうか?
香典の半額を返戻品で返すなら半額を包んで返礼なしで良くない!? わずか1時間の葬式の祭壇に15万円の生花が本当に必要ですか? 香典返礼品欲しいですか? 火葬中に高額な料理は必要ですか?
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