我々の顔を見てホッとするらしい

我想う支援日誌
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今月は昨日10日まで前橋以外での火葬が多いせいか何となくバタバタした日が続き明日の前橋火葬でようやく静かになってくれそうなので、このまま静かであって欲しいものです。

この数日間のお迎えで葬式の担当者は最初から最後まで同じ人で一貫すべきと再認識させられました。

零細事業なので当然ですが、大手なら営業、受付、搬送、施行、集金と全て違う担当者もあるようで、最後まで馴染めないまま終わる事も珍しくないでしょうけど、事前相談で何時間も話して打ち解けた人がお迎えで顔を見せれば「ホッ」するのも頷けます。

家族の死を初めて経験する人達も多く自宅に逝去や危篤の一報が入れば慌てて向かって成り行きを見守るしかできません。逝去後は事前相談で言われてたように直後に電話を入れる家族が多いです。

集合して、準備して、指定先までお迎えには60分~90分ほど掛かりますが、死亡診断された後は死後処理等で1時間ほど掛かりますから、病室や待機室で不安の時間を過ごすのでしょう。

完全会員制の為、基本事前に顔を合わせて話してる人達ですから、我々の顔を見た家族は安堵の笑顔を見せたり「武井さん」「千明さん」と呼ばれる方「お二人の顔を見てホッとしました」と言われる家族がとても多いです。

事前相談で色々話した当人がお迎えに来てくれるからの安心、普段から付き合いのある人達ではありませんので事前相談や入会で取るコミュニケーションはとても大きな意味があります。

勿論、事前相談で信頼に足る人物であると評価されず、不安や不信なら逆の反応になるでしょうけど、
あとは事前相談で話した内容の通りに進めば違和感や不信感や疑心を持つことなく、家族は故人への思いだけで葬儀期間を過ごせます。

施行する立場からすれば日々の事であり、1/2000の事なのですが、家族にとっては生涯一度の事であり大切な家族の弔いですから流れ作業でなく我が家にとって最善と思えるアドバイスをしてくれると信じられる担当者との出逢いは『大きな安心』をもたらすのでしょう。

つい先日も夜中の搬送で、あんしん館到、安置、末期の水、線香、そして葬式の流れまで話しを進めると心不全で突然逝去された家族で喪主の心を少しでも和ませようとした為、いつも以上に時間が掛かり日付も替わってました。

家族が最も関心を示す死後手続きの話しは、最後の火葬70分にしようか迷いましたが、各種死後手続きへのアドバイスをすれば、その後に湧く疑問、質問まで考慮すると深夜になるのは覚悟して今話しておくべきだろうと話し始めました。

案の定それから2時間、殆どの家族と同じ反応で家族からの質問が途切れません。

葬式期間の数日は周囲が「死亡診断書を出せば銀行口座は凍結される」等々の無責任な嘘をさもさもらしく話す人が多く、家族は「本当」と「嘘」の区別ができませんので余分な事をしたり、余分な神経を使わされたりするので『この人に聞けば良い』と認識する事で周囲の意見は聞く必要が無いと分れば、迷わず、無駄な動きをせず死後手続きを済ませられます。

葬式の施行ならどんな葬儀社でもできますが、葬式施行については『低料金で高品質』というか『誰が見ても違和感の無い品質でありながら低料金』これだけを解決すれば良いんです。

されど本当に必要なのは個々に全て違う諸手続きや法律への的確なアドバイスです。会員さんが見せる『ホッとする安堵感』は一定の時間を掛けた打ち解けと、何を聞いても即答して貰える信頼感がもたらす『安心感』なのだろうと思う。

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