⑦ 断捨離の勧め

我想う支援日誌
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今回で死後では間に合わないこと一覧の最後です。

人の逝去に伴い生み出されるのが遺品とゴミの山、金銭価値のある物なら欲しがる人もいるでしょうが自分には大切な物でも大半はゴミの山です。

衣類、履物類、服飾品、家財道具、電化製品、ビジネス用品等々、人が生活する上で使用した全てがゴミとなり処分費用も馬鹿になりません

またパソコン内や机引出しなど家族でも――、いや家族だから見せたくないもの、知られたくないものがあっても不思議ではありません。

存命中は何もせず逝去すれば家族はゴミの整理で大変な思いをしますから自分に必要な物以外は残さない、最近の言葉なら断捨離だんしゃりを進める必要性は誰にでもあります。

時々葬式後の家族からお勧めの遺品整理業者を紹介して欲しいと言われますが『お勧めできる』心当たりが無く紹介しておりません。

10年ほど前は葬儀支援の一環で遺品整理も引受けましたが身体が持たないと、専門業者に依頼してみると胡散臭く自社の信用を無くす事に成り兼ねないと撤退したままです。

終幕を見据えた断捨離の個人的な感覚なら1年間使用しない物は捨てるです。年齢と体力を考慮すると50才くらいから捨てる事を前提に自宅の整理開始、リタイアしたら小ざっぱりした家にする。

パソコンの中に見られたくないデータはありませんか? 家の何処かに隠してある物はありませんか? 会社のロッカーや引出しは大丈夫ですか? 墓閉じする必要はありませんか? 自宅や不動産は残して問題ありませんか? さらに人間関係で解決や済ましておくべき事はありませんか? 前回書いた借金はありませんか? 他に心残りになりそうなことはありませんか?

子供や孫達に不動産や物を残したい人が多いけど対象者が喜ぶとは限りません。事実、空き家になった古い家は増え続けてますが、その家で育った子供達は新築の家に住んでますから、住まない家や土地を貰っても困る人が多く端的に言えば迷惑な事も多い。

ちなみにうちの嫁さんが父親名義だった50坪足らずの土地を買い受けた形で引き継ぎましたが、処分しようと売却依頼したところ、すでに1.000万円以上の固定資産税を支払ったはずだと言われました。現在前橋は土地が動いておらず売れる見通しは立ってません。

不動産相続をした中には大変だからと相続放棄を考える人もいますが『相続放棄は逝去を知った日から3か月以内』であり、田畑なら農業従事者しか購入できないし、その土地に建物があれば相続放棄しても建物の管理責任は放棄できません。

あとは不動産会社への販売とか、自治体や公益法人への寄付ですが、普通に住宅が建てられ道路がある土地なら寄付はもったいないしね。

人生最後の10年間ほどを僕の家で過ごした義父は自分の死後に揉めないよう娘である嫁さんと親子間での売買という形をとってくれたのですが今は固定資産税が掛り続けてる状態です。

不動産は固定資産税も掛り続けますから、受け取る側の要不要を事前に相談してから判断すべきで、この点が現金等の動産との大きな違いでしょう。

また今回のテーマからは外れ「⑤ の墓問題」になりますが『墓』には祭祀継承さいしけいしょうという民法があり以下の方法で引き継がれます。

① 被相続人が指定した者が祭祀承継者になる
② ①がない場合は、慣習にしたがって祖先の祭祀を主宰すべき者が祭祀承継者になる
③ ①がなく②も明らかでない場合、家庭裁判所が祭祀承継者を選ぶ

祭祀継承の対象となる「墓」のメリットは固定資産税が掛からない。デメリットは「③」で家庭裁判所が祭祀継承者として指名した人は「拒否できない」ことです。

①の遺言書等で指名されたり、慣習なら長男が継承するなどですが、継承者には迷惑千万の人もいるのですから、子供達が自立したら墓をどうするか相談することです。

本気で墓を継承する気がある子供がいたら全てを任せ、誰もいなければ出来るだけ早く、出来れば自身が現役のうちに墓閉じを実行するのが良策であり賢策でしょう。

断捨離は物、金、だけでなく友人、知人、親戚付き合いなどの「人」や代々続く「墓」も含めて考えるべきでしょう。

『遺骨も含め、金、物、人間関係に至るまで全てに於いて何も残さない』のが賢い生き方かもしれません。

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