相手の都合は無視する病院

我想う支援日誌
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昨日4日は朝一火葬があり前橋斎場9時20分着予定でしたが、朝7時過ぎの電話で隣接市施設に入所の方が前橋から車で40分ほどの病院で逝去され「お願いします」との連絡です。

起きて支度して、あんしん館に行き、お迎えでは朝一火葬に間に合わないと千明に伝えると病院は午前中は預かってくれるそうですとの事でしたから、正午までには迎えに行くと伝えるよう指示をすると「現在病院で副施設長が待機してるそうですがどうしますか?」と言う。

コロナ感染の影響で人手が足りないとの報告を受けてたようですから「あんしんサポートが迎えに来るのでご遺体と死亡診断書を渡してくれるようお願いして施設に戻って貰え」と伝え電話を切ります。

午前9時前、予定通り朝一火葬の準備をしていると車で5分ほどの病院で逝去の一報が会員さんから入り「病院から10時15分までにお迎えして欲しいと言われてる」と伝えられます。

午前9時20分棺搬入、最後のお別れをして9時34分着火、家族を待合所に案内、集金、手続き資料を渡すと拾骨までに戻ると伝えて搬送準備に戻ります。

10時13分病院到着すると「看護師から10時15分過ぎに来て欲しいと伝えたのですが――、」との事で5分ほど待機してる間に家族に流れを伝え、午後4時頃の打合せになる旨と明確な時間が分ったら連絡すると伝えご遺体、死亡診断書を預り戻ってご安置すると拾骨に向かいます。

ちょうど火葬が終了した所でいつものように自身で拾骨に入り、少量の粉骨を実家の墓に撒きたいとの事でしたから、あんしん館に寄って貰い粉骨作業の間にちょっと複雑な不動産相続の話、まずすべきアドバイスだけをして11時20分お迎えに出発です。

ジャスト12時指定先病院に到着、ご遺体を乗せ依頼先施設に寄り打合せをしましたが、その中で夜勤と日勤で交代した病院管理者から電話が来て「搬送までご遺体の側で待ってるのがうちのシステムなのに帰ったのですか?お宅はそういう事をするんですね」と言われたそうです。

「あんしんサポートさんから待機時間が6時間近くもあり仕事に支障も出るだろうからと、ご遺体と死亡診断書を渡してくれるようお願いして戻ってくださいと言われたので・・・」と伝えたそうですが、それでも「故人が可哀そうじゃないですか」と言われたようです。

霊安室横の出入り口の扉は鍵が掛かって外からは誰も入れませんのでご遺体を傷つけられる事も、持ち去られる心配もありません。施設の人達も仕事があり、コロナ感染で人手が足らない状況で尚更ですから病院の都合だけで何か言うのはどうかと思う。

この地域は夜間搬送だと平気で「死亡診断書は明日の朝取りに来てください」と言う。前橋では考えられない事が平気で当然のように行われてる地域で病院も少し傲慢な印象があります。

ちなみに前橋市内では国立でも日赤病院も含め、深夜、早朝なら「我々が迎えに行くと伝えてくれたら行かなくても良いよ」と、車で病院に向かうのが普通だし、病院からは寝台車に乗らず自分の車で当方に来てくれるよう伝えるのが、あんしんサポートでは基本的な対応です。

勿論、家族が深夜でも行きたいと言えば施設で待ち合わせますが、ご遺体搬送時は家族がゆっくり逢える事はなく、ご遺体と死亡診断書さえ預かればよく、施設や病院より、あんしん館の式場祭壇前で、末期の水をとり、線香を供え、口を閉じて穏やかな顔になった故人とゆっくり逢えます。

車を置いて寝台車に乗って移動したら後で車を引き取りに行くわけで家族は負担が増えるだけ、我々が先に戻りご安置が済んだ頃に来館すれば、家族が動揺してる事があっても家族で乗り合わせて来てくれたほうが安全だし気持ちも落ち着くものです。

建前や綺麗事や自分達の都合を優先させようと無理強いするより、家族や相手の立場を考慮した言動をとって欲しいというか、そのくらいの心配りはして欲しいものです。

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