遺骨は粉にして手元供養

我想う支援日誌
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前回、遺骨を粉骨にして手元供養すると書きましたが、ど素人だったから出来た18年前の発想ですが、2025年の今も最善の方法だと思えるもの、なまじ宗教知識があったり洗脳された人では浮かばず、無信仰者だから出来た発想、発想の流れは以下の通りです。

① 超少子化だから墓守する子孫がいない【間違いなく墓閉じは増え続ける】
② 普通の神経を持っていれば無縁墓にするのは忍びないと思うだろう
③ 寺の永代供養墓は高額で大変、法律に縛られてない散骨が一番増える
(樹木葬は墓なので墓の法律が適用されます)
④ 日本人の慣習である手を合わせる対象が無くなるのは寂しい
⑤ 老いれば墓参りはいつか必ず行けなくなる
⑥ 焼骨の形状のまま撒いたら死体遺棄罪に問われる
⑦ なら飲み薬状の粉骨にして自宅で手元供養すれば良い
⑧ 粉骨であれば故人の親の墓、好きな場所にも撒ける
⑨ 以降の費用は一切掛かり続けない
⑩ 最終的には自分の焼骨と一緒に全て散骨して貰えば究極の断捨離である
⑪ 日本人は【最後は土に還す】の発想があり散骨は理に叶っている
⑫ 海散骨は風評が出れば漁民の生活を脅かすことになる
⑬ 山林を所有して専用散骨場として利用するのが費用面に於いてもベスト

これが2008年当時の発想、翌年2009年には偶然でしたが散骨場取得、2010年には山林自然散骨を開始、当時は散骨される人は殆どいませんでしたが、2030年団塊世代終幕期を見据えた準備でした。

ある冬の事リュックに粉骨を背負って行くと煙が見え、近寄ってみると枯葉の上に線香が立ててあり、常識的にあり得ない行動をする人もいると分かり代行散骨とし散骨場も教えなくなりました。

ただ手を合わせたい心境は理解できるので、協力してくれる住職から寺墓所の一部を無償で貸与して頂き、永代供養墓を建立し完全無料提供してましたが、納骨数が増えると墓の水道使用量も増える為1軒2,000円(骨壺数不問)を徴収し管理費として寺に渡してます。

建立した墓の花立は一対でしたが、どうにも足らず現在は12個の花立があり、いつ行っても花が絶えない永代供養墓だと住職からも聞かされています。

粉骨の一部を密封し専用容器で納骨、最長33回忌まで納骨可、以降は当方散骨場に無料散骨しますが、転居したり墓参りが出来なくなった時は5,000円で墓から出して渡し手元供養もできます。

新しく墓を持つ時代の終焉

夫婦の子供数平均が1.15人となった今、新しく建墓する時代は終焉を迎えましたが、寺離れに拍車を掛けているのが菩提寺への高額謝礼(読経・戒名)や寄付、事前説明も契約もしてない離檀料要求など思いあがりも甚だしく、寺は自滅の道を歩んでいるとしか思えません。

僕自身は無信仰者ですから読経・戒名に意味も価値もなく葬式を宗教儀式とは考えられず、葬式とは対象者と家族や親交の深い人達との別れですから、どう考えても生前に行うべきものです。

思い出として少量の粉骨を持つのは理解できるし、本当に供養したいと思うならいつも故人が座ってた居間に置いてあげるべき、旅行に持って行ったり、故人の好きな場所に少量撒いたり、故人の両親の墓にも少量撒くほうが残った家族の心も癒され供養にもなると思いませんか?

次回『たたられる事など絶対にない』です

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