18年前は一般葬が普通で平均相場200~250万円と言われてましたので『葬式代は絶対に下げなければ成らない』且つ無信仰者の多い日本は宗教儀式の無い葬式・直葬系の葬式が市民権を得なければ2030年代に迎える団塊世代の終幕期は大変な事になると発言しました。
その後なだらかな下降線を描いてましたがコロナ感染で10年前倒しとなり、一気に急降下したのは利用者目線では良い状況になりつつあり、ネット等ではかつての半額100万円前後まで下降とあります。
しかし2025年の今も18年前の想定は変わっておらず葬式平均値は半額の50万円を切るはず、ついでに言うと仏教葬式も減ります。いまだ多いのは葬儀屋が「それが葬式である」と言ってるからで、無信仰者にとって宗教儀式に意味はなく謝礼が高額な費用なだけに確実に減ります。
18年前にした想定は宗教者付き家族葬が50万円で行えるはずと、直葬は葬祭費5万円で骨壺に納まれたら最高と思い3年後に達成、ところが諸費税8%に引き上げられた時点で便乗値上げが増え不可能になりました。2025年現在は75,000円(¥68,182+税¥6,818)で実施してます。
葬式形態調査を見ると『一般葬、家族葬、一日葬、直葬・火葬式』となってますが、すでに通夜式は壊滅状態ですから『一般葬』『真家族葬』『直葬』の三種に絞られるはず、また各形態比率では家族葬55%、一般葬35%、直葬10%くらいの比率ですが、実際は家族葬50%、一般葬25%、直葬25%くらい!?
火葬式なる言葉は18年前ど素人だった僕が発した言葉だと思うけど、火葬炉の前で宗教儀式を行う葬式だと思う方が多く混乱するので直葬式に変更した経緯があります。
その名残りは法人設立4年後の新設したは「あんしん館」壁面に直葬式として今も残ってますが、火葬式・直葬式の言葉は使用しておりません。
写真を見たついでに言うと当支援センターはFAX以外は固定電話を使用しておりません。
理由は葬式等での外出が多く以前は携帯に転送してましたが、折り返すと知らない携帯電話は出ず用が足りませんので、ならいつでも繋がる携帯を提示したほうが効率的だからです。
各葬式を定義するなら
『一般葬』
近所、友人など誰でも会葬できる30名以上の葬式(宗教儀式の有無は問わず)
『真家族葬』
本当の意味での家族葬で家族親族と言うより故人と深い親交の深かった人達だけで行う30名未満(本音は20名以下)の葬式、例え親戚でも義理の会葬無用(宗教儀式の有無は問わず)
『直葬』
火葬だけの葬式(基本10名程度まで)
葬儀支援をしてきた人間の思う本当の葬式
個人的には葬式の最終段階となる死体処理は直葬で充分、大事なのは死体処理でなく愛する人達・親交の深かった人達と互いに別れを受け入れる為の時間が葬式だと感じており、1分もあれば済む人もいれば、数年間、或いは死後も中々受け入れられない人だっているでしょう。
特に愛する人を送らなければならない、愛する人を残して逝かなければならない人達は、自分達が納得できるであろう時間の全てを使って、どうしたら受け入れられるか試行錯誤する事を勧めます。
金は愛する人に残したいと思う人が大多数だから、金を掛ける事より持てる時間を最大限に使い、ちょっと時間があれば、おにぎりを持って景色の良い場所で食べるだけでも良い、手を繋いで散歩も良い、ファミレスでモーニングなんてのもあり、とにかく会話をしよう。
その時が来たあと貴方の心に残るのが後悔でなく『出来る限りのことはした』の思いであったら最高の葬式、同時に最高の人と出逢えた喜びを再認識されるはずです。
本当の葬式は死後に騒ぐ事でも、金で解決できる事でもありません。
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