執筆「葬儀改革」一部を紹介

葬儀改革
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今回の各文章はコロナ感染以前に書いたもので区切りの良い部分で記載する為1回4~5分と少し長めですがご理解頂きたいと思います。

初めに書いておくと在庫もさほどなく売る必要もなく売りたい訳でもありません。

現行葬式の問題点を知り葬式の有り方が改革期を迎えている事を個々に考えるきっかけにして欲しいだけです。

1. 序章であり結論でもある章

人は誰もこの世に生を受けた瞬間から己が終幕に向かって歩み、これを人生と呼ぶのは誰もが知る事実であり人の死は特別なことでなく自然の摂理であり永遠の命など存在しないことも現代に生きる人なら当然と理解できるでしょう。

また人生には終わりがあるから人は精一杯生きようとするし各々おのおのが自分に与えられた人生を楽しむ権利もあるがこれを例えるなら「旅行」と同じ理屈だと思う。

旅行好きな人は多いが旅行がなぜ楽しいかその根拠を考えたことがあるでしょうか?

「旅先の景色がみられる」「旅先特有のものが食べられる」「旅先での出会い」など色々思いつくでしょうが旅行を楽しめる根底は『帰る家がある』という事実なのです。

「えっ?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、旅行中に『あー、あと1日で終わっちゃう』なんて考えた事は誰でもあるでしょうからね。

でもよく考えれば納得できるでしょう。

もし帰る当ての無い放浪の旅だったら楽しいでしょうか? 誰でも分るように楽しさなど無く寂しさや不安のほうが多いでしょう。

例え半年1年の旅でも帰る家があり、必ず終わりが来るから今を楽しもうとするし睡眠を取らなくても動き回ろうとするわけで、そう考えると人生も同じです。

長くても100年、元気に動き回われるうちと考えば70代くらいでしょうか――、また人の終幕はいつ訪れるか分らず、20才の人なら平均寿命から後60年は生きると考えるのが普通です――、が実際は今日明日に終幕を迎えるかもしれません。

そんな現実も分っているからこそ、今日を、今を精一杯生きようとするのだと思う。

もし永遠の命だとしたら頑張って生きる意味がありません。限りある命だからこそ、より良い人生にしようとした先人のお蔭で今日の発展、発達をし我々はその恩恵を受け便利な生活と長寿の世界となったのでしょう。

人の死は自然の摂理であり誰もが一度だけ経験する人生の終幕なのは当り前の事、なのに何故先進国と言われる日本の葬式は他の先進国より葬式費用が掛るのでしょう。

また国民年金だけで生活する老夫婦の片方が亡くなれば、遺族年金も無く自分の年金だけ最大6万円ほどで生活するしかありません。

ゆえに夫婦揃って死後費用の心配をしながら決して裕福ではない財布事情の中から少しでも死後費用を貯めようとするのも分ります。

が、その前に葬式はなぜ高額なのか正確に調べ低料金化を探ることが心穏やかに過ごせて安心して終幕を迎えられる一歩です。

2. 悪習慣を増長させる現行葬式、全国民向けの選択肢が無いのは間違い

皆さんが思う葬式は大きな祭壇か花祭壇の前に僧侶が座り、周囲に生花スタンドが並び、長々とした読経を聞かされ、沢山の人が焼香し、香典返しを受け取り式場を後にする情景ではないでしょうか。

この葬式を間違っているとは言わないし個人的には「お好きに」としか思いませんが、正しいと思えない2つの理由があります。

『人の死は例外なく誰にでも一度だけ訪れること』

日本で暮らす人達の生活は各々の家庭毎に全て違い豪邸に住む人もいれば賃貸の一間に住む人もいる。

数万円のポロシャツが当り前の人もいれば500円のポシャツが普通の人だっています。その違いは衣食住は勿論、生活の全てにありますがポロシャツのように幅広い選択肢があれば問題ありません。

しかし葬式は高値安定で選択肢がありませんでした。例えるなら2.000円のランチはあるけど1.000円札一枚ではランチできませんと言われるようなものです。

『日本人は皆と同じが好きな国民!?』

日本は島国だからでしょうか人と同じなら安心する特質があり、そこを利用しているのが葬儀社や寺で「普通は、」「一般的には、」等の言葉に動かされるのが多くの日本人気質です。

散々追加させ、その挙句「これだけしてあげれば故人も浮かばれますよ」とキャンセル防止言葉を言われその場にいた親戚にも同様の言葉を言われ内心は高いと思いながらも高額葬式をする家族、この図は決して珍しい事ではなく日本中で極々当たり前に起きてる現実です。

日本人気質を利用する葬儀社と寺が目論もくろむ『高額=供養する心が強い』と思わせる霊感商法に乗せられた発言を当然の如くする人達が多数いるのも問題。

教えてやってるくらいの姿勢と態度と上から目線で供養の在り方を押し付ける人を見ると、余りの無神経さに家族以上に腹が立つ。

「あんたに言われなくなくても一番供養したいと思ってるのは家族なんだよ」

こんな馬鹿な奴がいるのも現実、なら「残る家族の生活に支障が出たら面倒看るのか!?」と聞けば黙るのだから『小さな親切大きなお世話でしかない』つづく

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