昨日の入会相談は3時間を要しましたが、車で1時間の距離から来られた夫婦であり、奥さんは重度の難聴でもあり、早い段階で手続きが必要な点もいくつかあったので出来るだけ詳細まで伝え、不明点があれば電話対応で可能と思えるところまでアドバイスした為です。
安くて、とても親切だったと聞かされるらしい
葬式については、せいぜい10分もあれば充分、面倒な宗教儀式を行う厚い信仰のある人は対象外であり、大半の人達は無信仰者なのと信仰があったとしても特別な儀式は無用の人達だからです。
残りの2時間半以上は来館した家族が持つ事情を踏まえ、生前で無ければ出来ないことを中心に最善と思われるアドバイスに掛かった時間、それが多岐に渡る内容だったり、今回のように少し難題の家族に知識が無い場合は理解するまでに時間が掛かるからです。
今回の相談でひとつ分かった事があって、当方を利用した家族が他の家族に紹介する際、料金面や利用したプランの内容、そして追加の発生と各費用は詳細に伝えるようですが、個々の家庭にある生前・死後手続きについては「とても親切だった」という言葉に要約されてるようです。
死後手続きの課題点
死後手続きの筆頭は『遺産相続問題』代表的な例で言うと、日頃から対象者の面倒をみてる子供もいれば、全く面倒をみない子供や音信不通に近い状態の子供がいても親からの相続権利は同率で権利を主張する人も多い、常識的に考えても理不尽な法律としか思えません。
僕の個人的な感覚では、長年面倒を看てきた人と何もしなかった人で差があって当然だと思うから、考えられる対策のアドバイスをする事が多く、逝去後ではどうにも成らない問題も多いですから、当支援センターの事前相談は単に入会するだけではないのです。
例えば、対象者に子供が4人いて面倒を看てるのは1人、あとの3人は近寄りもしないとしたら、大別すると3種類ある遺言書の中から最適と思われる遺言書の作成を勧めることになります。
遺言書3種(各遺言書の詳細は割愛します)
① 公正証書遺言 ② 自筆証書遺言 ③ 秘密証書遺言
対象者の健康状態、資産内容(負債含む)、配偶者の有無、法定相続人が誰で対象者と現在の関係などにより、勧める内容と書く内容が異なりますので全て口頭確認することになります。
また年金振込される口座のカードや暗証番号が設定されてない場合も、対象者の健康状態などにより異なるアドバイスをすることになります。
とにかく生前で無ければどうにも成らない問題も多いですから、対応策が取れる段階での事前入会相談がとても大事「こんなに早く逝くとは思っていませんでした」と言う家族も多いけど、あなたは医者ですか? 希望的観測とも言えるけど偽善と言われても仕方のない言動です。
死後の入会はできませんので、直前に来られた方にはその時点で出来るアドバイス限定となります。
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