「人に情けをかけておくと巡り巡って結局は自分のためになる」といった意味のことわざですが、当支援センターは費用を抑えるためNPO法人からの流れで会計ソフト使用、税務申告も全て自社で行い税理士は依頼しておりませんが、最大メリットは日々入力さえしておけばリアルタイムで経理内容が分かることです。
税理士依頼なら申告書が届くのは早くて7月半ば過ぎだと思いますが、本年度の申告書は決算から3日後の今日か明日にはできあがり、且つ税理士報酬も年間50万円は節約できます。
決算書には「事業報告」を記載する枠があるので毎年書いてますが、今年書いた内容は以下の通りです。
『誰もが死後費用の心配をする事無く生きられる世の中にしたい』が当方の存在目的、少額年金で暮らす老人世帯や独居老人や余裕のない家族が主対象だから、労働基準法に抵触しない役員2人で365日24時間対応しており、高額な布施を要求する菩提寺葬式は理念に反するので受けておりません。独居老人が750万人とも言われる今、可能な限り低料金・追加無用で骨壺に納まれるプランを希望する人達が増え続けのは必然、当支援センターがあるから死後費用の不安だけはせず余生を過ごしておられる会員も多く、それが我々の生き甲斐にも成っているので「情けは他人の為ならず」です。
結局は自分のためなんです
他人様からは「人助け」「善人」と言われるようで結果で見ればその通りかもしれませんが、我々自身の中に「人助け」の感はなく、悪人ではないとしても善人の自覚は全くありません。
葬儀屋だけは絶対に嫌だの強い思いで始まった葬儀支援の道、目指したのは利用者の事よりも『葬儀屋では絶対できない内容と料金設定』その第一弾が『国保からの葬祭費5万円だけで骨壺に納まれるプラン』実現までに3年間を有しましたが、その後は「これでもか!」の思いで創り続けました。
当初は「絶対に追加される」「絶対に嘘だ」と詐欺まがいの商法を当たり前のように用いる葬儀屋からも誹謗中傷されましたが、その度『葬儀屋の常識ではあり得ないんだな』と自信をつける肥やしでした。
最難関だった5万円火葬の実現は自信になり、新たなプランを創り出す度に自信も強くなり、気づけば利用者からの信用は増え続け、業者や寺からの誹謗中傷は影を潜めていました。
更に協力してくれる業者さん、家主企業さんのお陰で葬儀屋では絶対に不可能な家族葬プランも実現できたり、贅沢は出来ずとも普通に食えるようにもなってました。
丸17年を振り返ると『インフルエンザで高熱を出した1日』と『胃癌摘出で入院した8日間』以外、多少熱のあった日もありはしましたが、無休で事務所に出勤できるだけの健康を維持していたのです。
また70年間の人生の中で仕事面でみると今現在が最もストレスの無い日々であり、最も生き甲斐を感じており、精神的にも肉体的にも充実した17年と公言できます。
「他人の為」とか「人助け」とか考えた事すら無かったけど、、、無かったからこそ本物の支援が出来たり、損得勘定や打算より自分の理念(信念)を優先、だから菩提寺の葬式を拒否したり、終幕まで死後について考えない非会員さんの依頼も受けない事はストレスフリーになってます。
目指した訳ではありませんが、これが『情けは人の為ならず』かぁ、と実感できた17年でした。
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