おもしれぇ、、決断力と行動力

生き方
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今回の政権争いは面白いですねぇ、無責任で申し訳ないけど誰がやっても同じ――、と長年政治に無関心でしたが、僕のような素人でも政党というより個々の政治家の思惑や保身姿勢が見え隠れするのを始めて見て、率直な意見を言うと「おもしれぇ!」のひと言です。

長年政治に無関心だった自分が何故『おもしれぇ!』と感じるのだろうか? と不思議でしたが、2008年~2025年の17年最大の帰路は2011年4月決算時の「あんしん館開設時」の決断力と実行力を改めて思い出させてくれる政界の人達の悲喜こもごものようです。

僕のケースは端から見ればちっぽけな決断、されど当人は谷の向こうに渡れるか、崖下に落下して終焉を迎えるかの判断だった訳で、今思えば究極の判断なんだけど当時はアッサリ判断してました。

リスクの捉え方

2011年4月時点、NPOあんしんサポート葬儀支援センター設立から3年、ようやく最初の目標だった5万円火葬支援パックが完成したものの、全く食えず法人の財布には千円札1枚という月もあるほどでした。

今までは美容室として借りてた物件に寄生でしたが、家主企業の提案する施設を開設すれば、賃貸料36万円+電気水道光熱費等と施設維持だけでも毎月45万円が必要、且つ5年間続けば改装費は払わなくて良い条件ですから、裏を返せば5年続かなければ負担する事になります。

仮に1年で撤退するとしたら賃貸だけで別途2,000万円払う事になり、他の負債まで考慮すると5,000万円は覚悟する必要がある訳で、そんな金はありませんから自己破産となるでしょう。そもそも自己破産に掛かる費用の数十万円~すら用意できないでしょう。

以上は2025年の今試算したものであって当時は全く考えていませんでした「馬鹿なの?」と言われても当然のような感覚ですが、だから「GO」のサインが出せたとも言えます。

簡単に言うと試算は試算であって実数値ではない訳ですから、考えて正解の出るものではありませんので、自分が進もうとする道は対象とする人達の支持が得られるのか? だけが決断のキーポイントなんです。

絶対に間違ってない自信はあった

設立前に寺と葬儀屋は各々数十件飛び込んで話しを聞かせて貰い、葬式経験者にも110名以上直接話しを聞かせて貰い、更に多くの老人・独居老人にも本音を聞いてましたから、進もうとしてる国内初となる葬儀支援の道は絶対に間違ってない確信がありました。

正直なところ完成した5万円火葬支援パックは赤字なので、補填事業を早急に生み出す必要があるのは設立時の段階で分かってましたので、墓閉じ+山林自然散骨の開設にも着手済みが決断できる要因だったのだと思えますが、いずれにしても間違ってないなら進むべきと判断した。

葬儀業界を変えようと思った事はない

そんな能力も力量もありませんけど、そもそも葬儀業界を変えようと思った事はありません。既存の高額な葬式、派手な葬式をしたい人はすれば良いんです。

問題はそう思わない人、それが出来ない人達にも選択肢が必要と主張するには、具体的なプランが無ければ僕の嫌いな単なる評論家ですから実現は絶対条件でした。

「創り出すべきプラン」
・国保からの葬祭費5万円で骨壺に納まれば一銭も無くても死ねる
・2030年までに「直葬」も1つのパターンと認識する世の中にしておく必要がある
・最終的には当時直葬の平均17万円で読経・戒名付の家族葬が創れたら完成

ところが想像以上に厳しい現実、葬儀屋と寺からの誹謗中傷もあったけど『絶対に創り出してやる!』と活力剤になりましたから、落ち込んでる暇は無かったのが良かった気がします。

だから「完全会員制」なんです

葬式に決まりは無いと主張しているのですから500万円掛けようと、ど派手にしようと自由で当然だから反論する気はないと言ってるし、支援センターと名乗っているのは明確な対象者と規定があるから、事前相談が必須となるのです。

その最たる点として当方理念を理解して頂くには『事前相談』『事前入会』、更には布施と称して高額な謝礼を請求する菩提寺は当方理念に反するので『仏教葬90%にも関わらず菩提寺の葬式は受けない』と超異端児な公言は確固たる『明確な理念』があるからです。

その辺りはホームぺージorパンフレットを隅から隅までしっかり読めばご理解頂けるでしょう。

政治も同様のようです

石橋を叩くような慎重さが必要な時も確かにありますが、失敗のリスクを考え過ぎて出遅れたら実現できない事だってあるんです。事を成すには様々な条件があり、その中に『とき』もあるのですから、決断力・実行力はとても大事な要素だと思います。

例えば、目的に向かう飛行機の機長が台風が向かってくるかもしれないと判断に迷って時間を無駄にした結果、迷ってなければ台風が来る前に到着できるケースもあるのです。

もし途中で台風と衝突すると分かったら目的地に近い別の空港に着陸すれば良いんです。それをとやかく言う乗客はいませんし、いたとしても事実を述べれば良識のある乗客は理解してくれるはずです。

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