「15」合同盆法要、永代供養墓法要

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法人設立から5年目の4月前橋から1時間の距離にある公営斎場での一般葬、居士大姉戒名の葬式で布施80万円と聞き田舎でも高いんだと驚いた。

ところが故人の新盆で盆だなを作りに行った時、
「あとは13日の朝、墓に行って線香を供え提灯に火を入れ駐車場で一旦消し自宅玄関前で改めて火を灯し仏壇か盆だなに火を点ければ迎え盆は完了」

「16日夕方は仏壇の火を提灯に入れ玄関を出たら消して墓の駐車場で灯して墓に持っていき、その火で線香を供えれば送り盆は終了、あとは坊さんが来て数分読経するのが一般的かな」

「うちの寺は13日に寺の本堂で合同新盆法要です」
「へぇー、神社の祈願みたいだね」
「お布施は5万円です」
「5万円?なら自宅に来ての読経は無いんだ」
「ううんあります。自宅は更に2万円で7万円」

合同の法要5万円は高過ぎだろうと思い新盆法要の布施額を調べてみると1万円~5万円くらいまであると分かった。そうかぁ最高部類だけどあるんだな。

それにしても10分、早ければ5分の読経で5万円は高過ぎ、どんな金銭感覚してる坊さんだ?と人間性を疑うほどです。

昔は数千円だから、せいぜい1万円じゃねぇかな家族の新盆費用は馬鹿にならん――、

盆飾り、新盆返礼品は有料で葬儀屋が用意するけど読経は個々の菩提寺依頼、そう考えるとうちで葬式した家族は何処かの寺に頼んでも受けない。

受けたらその後は檀家扱いで費用が掛り続けるから葬式だけの支援じゃ家族は守れないと分った。なら低料金で合同盆法要をすりゃあいい。

そこで手伝いが一番多い寺の住職にお願いします。
「来年からの話しだけどあんしん館で合同盆法要しようと思ってんだけど、どう思う?」

「うん、いいんじゃねぇ。で、どんな風にするの?」

「毎年8月13日直前の友引で午後1時から45分間隔の午後5時ラストかな」

「友引なら基本葬式無いだろうし盆前だから身体も空き易いでしょ?」

「1回に何軒の予定?」
「1軒4名で2名式場2名待合所、1回15軒限界の最高90軒、入れ替えも考えると最大30分、流れは住職が考えてくれない?」

「うん、わかった予定しておくよ」

2014年8月9日初めての合同盆法要は故人1名3,000円(読経、位牌付き)で実施、予想以上に大変で赤字、翌年から5,000円に変更し恒例となっています。

こうして始まった新盆法要は参加費が安いからか新盆だけでなく盆法要として毎年参加される方もいらっしゃいます。

また盆法要を始めたら依頼する寺が絞られた。家族の身になれば葬式してくれた住職が良いですからね。