⑪ 通夜のあり方

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》仏教の通夜由来も現行と違う

通夜と聞くと葬式と同じ事を夕方から夜にかけて行う事だと思ってる人も多いでしょうが、仏教の通夜にも由来があります。

釈迦入滅(逝去)の際、集まったお弟子さん達が釈迦の亡骸なきがらを囲んで一晩中釈迦の教えを語り合ったのが通夜の起源と言われています。

一晩中線香を絶やさない言われも、この一晩中に由来するものでしょうが東日本大震災以降は地震も多く今は全ての火を消して寝ます。

通夜の由来から考えると現行の通夜は正しいとは言えません。

お勧めの通夜の在り方

・故人と親交の深かった人で集まります
・故人の好きな音楽を掛けます
・故人の好きな食べ物を用意します
・故人の写真や動画を準備します

以上が揃ったら、音楽を掛け、みんなで食べながら、写真や動画を見て、集まった人達が個々に故人とのエピソードを語ります。

故人のいい所だけでなく、欠点やうざい所も含め故人との良き思い出として語る事が最も由来に近い通夜の過ごし方でしょう。

最近はスマホで動画も簡単に撮影ですから『声』はぜひ残しておきましょう。

気の置けない素の自分で過ごせる人達だけで過ごす通夜は葬式期間の中で最も印象に残る素晴らしい時間となるでしょう。

悲しいのは間違いありませんが集まった人達の心の中に故人に対する『温もり』が湧いたら最高の通夜を過ごせたと思って良いでしょう。

葬儀社も宗教者も必要ありませんし面倒な親戚や知人も要りません。

この通夜に関して言えば何度も感謝の言葉を聞かされています。また同席した人達の間にも今まで以上に親近感が湧き葬式後の付き合いも良くなるようです。

さほど信仰心の無い人のほうが多いのですから『家族としての葬式に徹するべきです』

大切な人との別れは生前の受け入れは完了してる人でも最後のお別れはひとつのケジメであり悲しみの心から温かい心への切り替えの時です。

通夜(火葬前日)は悲しいけど「今までありがとう」と思える時間にして欲しい。

葬儀社の人は葬式に来られない人の為に夕方からの通夜と言うようですが、来れない人は無理して来なくても良いし家族はそこに合せる必要はない。

自分達家族が納得できる葬式をする事が大前提、家族以外では葬儀社と宗教者も二の次です。

但し僕言う家族とは血縁でなく故人と親交の深かった人の事で他人もあり得ます。