5.全ては正確な未来予測から
あんしんサポート葬儀支援センター設立前からの目標の基礎となったのは、団塊世代が終幕期を迎える2030年までに、何を、どのうよにいておく必要があるかの具体的な目的と目標の洗い出しでした。
①エレベーターの無い5階までの公営住居者を主対象とした低料金安置施設の設置
②葬式は絶対に小規模化するから20名までの小式場
③国保からの葬祭費5万円だけで骨壺に納まれるプランの設定
(2030年までに散骨も当然と思われる世の中にしておく必要がある)
④墓閉じは確実に増える事から墓から出した遺骨処理用の山林散骨場の取得
(海は簡単だが漁民にとっては死活問題と成り得るので山林散骨限定)
⑤当時の直葬プラン平均17万円で家族葬が出来れば助かる国民は多い
当初は上記5項目で第一目標が『国保からの葬祭費5万円だけで骨壺に納まれるプランを創り出す』で、他目標は順次達成と予測、この時点での家族葬プランは39万円(読経・戒名付)でしたが、ホームぺージ動画内(5分10秒)に懸垂幕が見えるので4年後には完成してたようです。
6.絶対に嘘だと言われた時期
世の中は自分に理解できない事を否定する人のほうが多く「5万円で骨壺に納まれる」プランの発言は信じて貰えず業者間では「絶対に嘘」と言われた事で『なら絶対に完成させてみせる』の想いが強く、有言実行を念頭にあらゆる場所で公言し続けられたのは中傷が追い風となったからです。
出来なければ単なる大ぼら吹き、それが嫌なら達成するしかないと踏ん張れたのは、空を飛んだライト兄弟も成功までは変人扱いだったはず――、との想いと持ち前の勝気な性格が功を奏したのかもね。
7.続けられない人達
完成するとテレビの全国放送前から、あんしんサポート事業をしたい、教えて欲しいと言われ、来館された人達は少なくとも数十名おられましたが、最終的には誰一人として立ち上がった人はいません。
大半の人達は5万円火葬支援パックが赤字になると分かった時点で「出来ません」と断念した人達でしたが、その人達を引き止めた事は一度もありません。
理由は『この程度のハードルを越えられない人が、すでに描いてる先々の目標を超えられるはずがない』との確信があったからで、この段階ではすでに『17万円家族葬プラン』は当方千明にも伝えてはありませんでしたが、最終目標として頭の中にあったからです。
8.石の上にも三年
中学3年生の年間遅刻130回以上という根っからの愚図で継続は力なりなど他人事でしたが、「葬儀屋と思われる事」だけは本気で嫌だった事と支援活動される団体、施設などから講演会で公言し続けた事が、自身の潜在意識の洗脳と、背水の陣を敷く結果になったんだと思う。
今思えば不思議だけど、倍額でも無理からのスタートでありながら諦めの気持ちは湧かず、葬儀屋や寺からの中傷が活力源になったのも幸いしてますから、葬儀支援での学びとして、障害や苦難の中でも諦めなければ反面教師の如く糧に変化させられるケースもあることでした。
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