⑱ 四十九日は納骨する日!?

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》仏教でも間違い本来は即日

ネットを見ると「納骨は四十九日を目安に――、」といった内容ばかりが目に付くが何でも平気で書けるネットは恐いなぁと思う。

この点に関しては60代以上の人達なら納得するだろう。

都市部は別として田舎育ちの人なら子供の頃に土葬の葬式を経験してる人も多いだろう。その葬式で土葬したのはいつでしたか?

逝去してから四十九日後ですか? 「うん」と答える人は皆無なはずで葬式当日の土葬が当り前で他日の土葬はありません。

だとしたら納骨はいつですか? 葬式当日ですから即日納骨が本来の習慣です。

では仏教の四十九日(三十五日)とはなんの日でしょうか?

『仏様の仲間入りをする日』で忌明けとも言います。

早い人は三十五日どんなに遅い人でも四十九日には仏様の仲間入りをする日と言われてます。

昔は葬式の家にスダレが掛かり『忌中』と書いてありませんでしたか? 忌み慎む期間ってことですから死は不浄なものと考えたのでしょう。

さすがに最近は「忌中」の文字を見ませんが死はけがれたもの、不浄なものという認識では無くなったということでしょう。

そう考えると忌明けの意味も半減しますが仏様の仲間入りという考え方なら信じるかは別として異論はありません。

神式の場合五十日祭と呼び「家の守り神となる日」と言われてます。いずれにしても納骨をする日ではありません。

四十九日に納骨するようになった原因はいくつか考えられますが、そのひとつに『寺と葬儀社の利益』があるでしょう。

葬式経験のある人なら分りますが四十九日法要の布施で5万円ほど包む事が多く火葬当日だと葬式とは別途の布施は請求し難いです。

また葬儀社は料理や返礼品で商売できます。ようするに商業ベースの考え方だと思って良いでしょう。

今の葬式は知れば知るほど『商売』の臭いがプンプンして胡散臭いですから、我々のような支援活動が主体の人間からすると到底納得などできません。

正直なところ『仏』ほとけってなに!? が本音です。

本来仏陀のことだろう事は予想できますが、仏陀ってどんな人と言われたら『悟りを拓いた人』で筆頭として釈迦の事だろう。

だとしたら人は逝去から四十九日経つと悟りが開けるという事でしょうか、なら『悟り』とはなんでしょうか?

生死を超越した悟りの境地に入るとはどんな状態でしょうか?

凡人の僕が連想ゲームのように考え続けても、そこにあるのは漠然とした答えばかりです。

ってゆーか、凡人の僕が見ても悟りとはほど遠い人達ばかりが宗教者と自称してるように見えるのは、やっぱ僕が凡人だからでしょうか――、