人生を楽しみ、生き甲斐を生み出す為の葬儀支援
本書を読む前に確認しておきたい事があります。
葬式は結構な費用が掛かるとか、掛かっても仕方のない儀式だと思っていませんか?
最低100万円は掛かるとか、葬式には色々な決まりがあって、そうしなければ成らないと思っていませんか?
結論から言うと遺体を放っておくと死体遺棄の罪に問われますが、基本的に決まりはなく、例えば「火葬」は決まりではありません。ただ土葬できる場所は殆どなく実際は火葬より費用が掛かる事から99%が火葬しているに過ぎません。そもそも僕のような無信仰者なら宗教儀式に意味がありません。
もっと言えば日本は仏教葬が多いけど世界的に見れば23億人のキリスト教、18億人のイスラム教、13億人の無信仰、11憶人のヒンドゥー教、そして5億人の仏教ですから、仏教より無信仰のほうが多いのです。
信仰心のある方々は各宗教毎にそれぞれの葬式の流れや作法はありますが、3番目に多い無信仰の葬式について明確になっておりませんので、日本では葬式=仏教葬のイメージを洗脳してきた結果が現状の葬式であると気付いた事から、その辺りの真実を知った上で我が家の葬式を決める指針になればと思っています。
無信仰者・或いは金銭的な余裕が無い時に葬式が発生した場合、もし実質一円も掛けずに行える火葬だけの葬式があったら、或いは我が家の財布事情の範囲で安かろう悪かろうでなく高品質の葬式が出来たら、それはあなたの求めている事ではありませんか?
そしてもうひとつ、一番大切な事として自身や家族に終幕が訪れても、事前に「葬式内容」「総額費用」「施行業者」が明確になっており、その費用が生活に支障をきたさないとしたら、死後費用の心配をする事なく自分に与えられた人生を精一杯楽しめませんか?
経済面で余裕のある人なら100万円とか500万円でも依頼できる葬儀屋はいくらでもありますが、様々な事情や少額年金で生活する経済的弱者にも終幕は訪れるのに今の日本には選択肢すらありません。
「実質一円も掛からない葬式とは」
国民健康保険・後期高齢者保健の加入者が死亡した際、葬式した人に支給される葬祭費5万円だけで行える直葬(火葬だけの葬式)プランがあれば、実質一銭も無くても安心して終幕を迎えられるのです。
よくある追加、追加で実際は高額になるプランでなく本当に※15万円だけで骨壺に納まれるプランがすでに実践されていますが、大前提として葬式に決まりは無い事を知った上で、5万円火葬支援プラン完成に至るまでの記録を執筆する事で改めて「葬式とは何ぞや」を熟慮して頂きたいと思います。
※1 5万円だけで骨壺に納まれるプランは2014年4月1日から施行された消費税8%への引き上げを機に便乗値上げとも取れる一斉値上げのため継続困難となり、試行錯誤の結果¥75,900に変更、2024年はインフレ基調で諸物価の高騰は葬具にも及びましたが、時代に逆行して¥75,000へと引き下げて継続中です
直葬プラン(直葬の流れ・必要葬具・追加発生条件)
本書を執筆した当時は5万円でしたが現存しませんので、2025年現在の内容と流れ、但し設定理由は変わっていませんので、その辺りも書いておきたいと思います。
① 会員さんから逝去の一報を受け指定先までお迎え、前橋あんしん館に搬送します
・旧前橋+隣接地域が基本地域、それ以外の県内は全域+¥11,000加算
・「車庫」~「病院等」~「安置所」までの合計走行距離の追加ありません
・夜間、深夜、早朝の追加もありません
・後頭部がスッポリ入る安定枕付シートを使用する事で長距離でも安置時も頭部は安定します
・逝去一報直後に火葬予約する事で安置日数を抑え追加料金(1日数万円加算が多い)を防げます
② あんしん館式場祭壇(※230万円相当の供物が飾ってあります)前で納棺安置します
・豪華な印象の祭壇前の安置は日本一安く日本一豪華と言われます(寂しい思いをさせたくない)
・ドライアイス等の保冷剤を当て、口を閉じて、末期の水をとり、線香を供えます
・納棺安置は死体保全に最適、ドライアイス使用料15㎏で60時間OK(毎日入れる必要なし)
・※3搬入時 ~48時間以内の安置と保冷剤も含む(死後24時間以内の火葬できません)
③ 最終打ち合わせ
・終幕時点での財布事情を確認した上で内容は決定、絶対に無理はさせません
・予約の混雑状況等で利用する斎場変更のアドバイスも行います
・※4打合せ終了後は葬式or火葬まで逢えません
④ 死亡届出
・死亡届できるのは「死亡地役所」「故人本籍地」「届出人現住所」の3か所のみ
・死亡届出が基本地域外の時は+¥11,000加算
・死亡届出書(コピー渡します)原本は役所に提出、火葬許可証を発行して貰う
・行政発行の火葬許可証があれば全国何処でも火葬可能(市民外火葬料が別途掛かる)
⑤ 火葬
・予約した日時の火葬時間に合わせ利用する斎場に棺を乗せて向かいます
・利用する斎場が基本地域外の時は+¥11,000加算
・斎場で最後のお別れをして火葬に入ります(60分 ~90分)
・無料or有料の待合室(所)にて待機(斎場毎に条件が違います)
・待機中に飲むペットボトルは家族自身が購入して持込めば安く済みます
・当方は基本食事時間を避けての火葬予約が原則(冷めた高い料理を食べる必要はない)
・必要なら拾骨後にランチ等を食べに行けば安くて温かくて旨いものが食べられます
⑥ 拾骨
・火葬後は7寸白骨壺に拾骨して終了となります
以上、2025年現在の直葬プラン¥75,000税(¥68,182+税¥6,818)の流れと詳細とアドバイスです。
※2 わずか1時間の葬式に祭壇供物や生花祭壇に数十万円掛ける必要があるでしょうか? 当支援センターは30万円相当の供物を飾り200施行使用しますので1件辺り¥1,500の赤字に過ぎず、全プランで使える平等な特典です。その意味では公営斎場の何も飾ってない大きな祭壇は「金を掛けろって事なの?」という疑問すらあります
※3 死亡時刻から24時間以内の火葬は法律で禁じられており必然的に48時間の安置と保冷剤は必須です
※4 必須項目は全プラン含み必須でない項目を外す事で費用を抑えつつ、必要な方は追加できる設定です
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