「4」葬式は絶対に変わる

生き方
この記事は約5分で読めます。

父親の終幕期の過ごし方に納得してから現行の葬式を見ると、かつて2件のホテルで婚礼美粧室を経営してきた経験から、現行葬式も当時の結婚式同様のショーだと気づいたのです。

35年前の結婚式は新郎新婦がゴンドラで登場したり、スモークの中から登場したり、白打掛、色打掛、白ドレス、色ドレスと4回の衣裳変えをするショーが当たり前の披露宴でした。

故人を囲んで業者が風呂に入れ、死化粧、旅支度を整えるのはショー以外の何物ではなく、葬式では司会者がわざとらしく泣かせるトークをして、故人の供養、故人の尊厳と葬式芝居、最後の出棺では女性陣が並んで形だけのお辞儀をする中、意味不明なリムジン霊柩車で出棺する。

薦められるまま、あれよあれよと葬式が終わり届いた請求書は、当初見積り額より数十万円~100万円も加算された金額に唖然とするが「これだけすれば故人も浮かばれますよ」のクレーム対策で防御する葬儀屋、年金生活の老夫婦なら先の生活に支障が出ても不思議ではありません。

今では考えられないほど派手な結婚式をしてたバブル崩壊直前の35年前でも、披露宴の縮小・簡素化は明白でしたが葬式に於いても同様、霊感商法・誘導商法の邪道がいつまでも続く事はなく葬式の縮小や簡素化も当然と気付かせてくれたのが父親の終幕期でした。

だから自己満足でいい

墓閉じが増えれば法律で縛られない散骨が最も増えるとの想定から創り出した直葬+散骨プラン、時代の流れもあって想定通り利用者は増え続けてますが、最難関は葬式の90%近くを占める仏教葬の中でも圧倒的比率となる菩提寺の葬式を受けない決断に10年を要しました。

その第一歩は250万円が相場の葬式を90万円~100万円という『相場の4割価格で施行』を続けていると最初は数社が新聞記事に取り上げてくれた事から認知度が上がり、NHKである葬儀屋ドキュメント放送、すると群馬県内の人達から電話が入ったそうです。

『放送された葬儀屋よりもっと家族目線の葬儀屋が前橋にはある』という内容だったそうで、ぜひ取材をさせてくださいとの事で記者・カメラマン・音声さんの3人1組で数か月の取材後に8分30秒の尺で全国放送して貰えた事で一気に信用度が上がったのでしょう。

いつの間にか誹謗中傷も無くなり登録者数・利用者数も急激な右肩上がり、想定以上の利益分は毎年料金を引き下げ、最終目的に向けて準備を整える為、待合室にも拡大したパンフレットを貼り来館する各菩提寺の住職にも設定料金が分かるよう掲示して反応をみる数年間でした。

最終目標

当時の直葬全国平均と言われた17万円(税込)で読経・居士大姉戒名・祭壇供物も付いた家族葬プラン、一般葬儀社なら1桁多い170万円も普通(布施50~60万円・葬儀社100万円~)でしたが、余りに現実離れたした目標だった事から、当社ちぎらにも直前まで言わなかったほどです。

もし設定できれば直葬料金で仏教・神道の家族葬が執り行える事になり、親戚を始めとした無責任な発言をする周囲も気にせず、且つ残る家族の生活も守れる確立が格段に上がるからです。

少なくとも数百名の僧侶は来館されてますが、その中から当支援センター理念を理解してくれそうな住職さん達を勝手に抜粋して『読経・戒名付家族葬プラン17万円税込』の設定案を提示した所、予想以上の10名が理解を示してくれました。

了承された代表的な意見は『こういう所は1か所は必要なのだから協力しますよ』と言ってくれた住職さん達で、相場の10%の布施でも泣き言も言わず協力し続けてくれてます。

最難関と思われた宗教者問題があっけなく解決した事から2020年2月『菩提寺の葬式受けません(布施相場は当方の10倍だから)』と公言して実施、この決定以降は尊敬に値しない住職達と顔を合わせる必要もなくなった事から余分なストレスが溜まらなくなりました。

納得できない依頼は受けない

30万円・50万円と高額過ぎる布施を要求する菩提寺の為に赤字設定の設定で支援している訳で無いのは、宗教者だけでなく利用者も同様、高額な布施が払える家族を支援する必要はなく、葬儀屋に依頼すれば歓迎してくれるはずだし当支援センター対象者ではありません。

菩提寺完全排除、非会員依頼も対象外、事前相談で当方理念に反する家族の入会も拒否、そこまでして経営が成りたつのか? の不安はありましたが、公言してきた事を実行しない限り口先だけの人間になりストレスも解消されないと決断、実行したのが2017年には紙面で全会員宅に送付しました。

3年間の猶予期間を経た2020年から実施したところ、想定より会員数は減少せず、菩提寺の依頼を断る国内唯一の存在となりましたが、最大メリットは利用者・住職ともに横柄で傲慢な人や理念に反する方と葬式の場で接触する必要がなくストレスが無いことです。

勿論、年中無休・24時間対応・葬式だけでなく印刷物やホームぺージの作成、掃除、死後手続きアドバイスに必要な各種知識など全てを自分達だけで行うので、加齢により体力面では年々大変になってますが、精神的なストレスが無いのは想定以上のメリットです。

設立当初から無借金経営を貫き無理をしない経営も功を奏しておりますが、我が利益より利用者の利益を優先が本心なら、どんな誹謗中傷があろうとも初志を貫徹し続ければ時間は掛かっても理解され、次第に応援してくれる人達も自然に集まってくれる事も教えられました。

自分の人生は自分で切り開く

人生を嘆いたり、否定したところで誰も助けてはくれず、あなたの見栄や世間体など本気で気にする人もいませんから、自身の本音で『毎日を楽しく生きる、生きられる』はとても大切、周囲がどう思うかでなく、あなた自身が日々楽しく生きることが最優先、人生は自己満足で良いんです

過去の高額な費用が掛かる葬式慣習を否定したの自分の本音、それを形にしたのが自己満足のあんしんサポート葬儀支援センター、それでも我々を頼ってくれてる会員さんは5千名を下らず、広告宣伝は9年間せずとも紹介、紹介で増え続けてます。

我慢、我慢の人生を卒業して自信と誇りを持って毎日を楽しく生きられたら充分でしょ!? 2025年現在の心境は生き甲斐のある日々は金はあまりなくても「心・気持ち」が大事 (^^♪

コメント