周囲からどんな時でも前向きな思考と発想と発言をする人と言われ「何でそこまでポジティブになれるのですか?」とも言われ続けてますけど、結論を言えば『慣れ!?』だと思ってます。
商売や事業で客数や売上が少なければ不安になったり落ち込むのは僕も同じですが、それを自分以外に責任転嫁するか対策を練って実行するかの差、後者の僕は立直りに10分もあれば良く、落ち込むと胸の辺りがモヤモヤと嫌~な感覚になるから迅速に動く習慣が身についてるのでしょう。
中学3年で稼業が倒産してからは金銭面で頼れる人が皆無となり、自分で稼ぐしかないと学校には内緒で高校1年生からキャバレーでカクテルを造ったり、スルメを焼いたりオードブルを作ってました。
ただ夜中までの仕事なので遅刻常習者、何事に於いてもプラス面があれば反動としてマイナス面もあり、プラスが大きいとマイナス面も大きくハイリターンはハイリスクと教えられた。
全て現象に理由がある
客数が伸びない売上が伸びない理由は単純明快、経営者として対象者との観点がずれてる訳で経営者の思考と発想を変えない限り繁盛はし望めませんが、そこに気づかない人は適職ではないのだろう。
顧客の心理は単純明快『より良いものをより安く』が大前提、当方具体例なら『国保からの葬祭費5万円で骨壺に納まれば一銭も無くても死ねる』といった発想から葬儀支援をスタートさせましたが、気づいて欲しいのは基本理念の中に自社利益の発想が無い点です。
理由は簡単、消費者とは店や会社が赤字だろうが倒産しようがどうでも良く、自分に利益があれば多少遠方でも行くけど、隣でもメリットが無ければ行かないが消費者の本音だからです。
原価高騰・老齢化で限界ライン
葬儀支援センターを設立した2008年当時デフレ基調で物価安の時代でしたから、誰が見ても違和感のない葬具を使い、利幅は最小限に抑えることで人件費を除けば何とかトントンで支援可能、ところが円安、インフレ、ガソリン代の値上げで葬具の原価は軒並み上がったけど各プランは据え置きのままです。
超低価格維持での最難関は原価と人件費、昨夜も午前0時30分の搬送依頼でしたが、この仕事は365日、24時間だから、いつかは体力の限界を迎える不安はあります。
事業に様々な課題はつきもだけど35年間の経営者人生で資金面・人材面など一般的に言われる課題で行き詰った記憶も経験もなく、経営の存続で悩んだ事もありませんけど、老いから来る心身の諸問題だけは超低料金で高品質の葬儀支援を続ける対応策も解決策が見当たりません。
人手を増やせば料金値上げは必至、サラリーマン感覚の人では同様の支援活動はできず、かといって利益の出ない支援活動を本気でしたい人はいませんし子供にも勧められませんから、設立時点から先人の無い葬儀支援の道を切り拓き続ける以外の道はないのでしょう。
齢70年、エンジンが壊れて動かなくなるまで走り続けるのが我が人生のようですけど、一生働き続けるしかない人生だけど後悔はなく日々満足感はありますから幸せな老年期なのは間違いありません。
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